トップページ
インドア大好き人間が自転車に乗り始めて嵌り、今ではどこに行くにもロードバイク
当然のごとく速く走れるわけがないんですがメンテナンス大好きなので自転車を弄ることを中心に記載しています。

  1. トップページ > 
  2. 自転車日記のようなもの > 
  3. カンパニョーロから12速化されたスーパーレコードとレコードが発表されました

カンパニョーロから12速化されたスーパーレコードとレコードが発表されました

カンパニョーロのスーパーレコードとレコードが12速化されて新登場します。
以前から12速化に関する情報があったので特に驚かなかったんですが、カンパニョーロが先鞭を付けてくるとは思いませんでした。

エルゴパワーを見てみる

カンパニョーロから12速化されたスーパーレコードとレコードが発表されました
12速化されたスパーレコードとレコードのエルゴパワー

12速化されて角の部分が内側にとがった形状に変わっているぐらいで、10速から11速になったときのようにブラケットの形状に大きな変更はないみたいですね。

カンパニョーロから12速化されたスーパーレコードとレコードが発表されました
ブレーキレバーの握り位置の調整

写真のようにブレーキレバーの握り位置の調整が出来るようになっただけでなくシフトダウンレバーが大型化されています。

ブレーキレバーも形状が変更されレバーの支点が従来より上になってレバー操作の力をより効率的に発揮出来るようになっています。

シマノのSTIレバーと違ってカンパのエルゴパワーのいいところはレバーの支点が上にあるからブレーキコントロールしやすいところなんですよね。

クランクを見てみる

カンパニョーロから12速化されたスーパーレコードとレコードが発表されました
12速化されたスーパーレコードとレコードのクランク

従来の右クランクに開いていたウルトラトルクのボルトを締めるための穴が無くなってエアロっぽいデザインになっていますが、シマノのFC-M985のクランクに似ている感じがするのは気のせいでしょうか・・・(^^;)

同じ4アームでもスーパーレコードとレコードには明確な違いがあるみたいで、スーパーレコードは2本のアームをつなぐようにブリッジが追加されています。

クランク長は165mm、170mm、172.5mm、175mmの4種類で、歯数は50-34T、52-36T、53-39Tの3種類です。
クランクシャフトはチタン製で取り付けはウルトラトルク機構が引き続き採用されています。

BBのベアリングはスーパーレコードはカルト、レコードはUSBベアリングが採用されいて、ここらへんもスーパーレコードとレコードで違いを出していますね。

フロントディレーラーを見てみる

カンパニョーロから12速化されたスーパーレコードとレコードが発表されました
12速化されたスーパーレコードとレコードのフロントディレーラー

フロントディレーラーのデザインは従来と同じセミロングアームを採用しているデザインですが、変速時に動作するピボット部を2つに増やすことでより迅速なシフトアップを可能にしているらしいです。

カンパニョーロから12速化されたスーパーレコードとレコードが発表されました
手前と奥に巻く方向と巻き数の違うスプリングがセットされている

従来のフロントディレーラーは変速プレートをシフトダウンさせる力の方向に対してスプリングが設けられていたんですが、12速化されたフロントディレーラーはシフトアップ方向の力もサポートするスプリングも追加されている点が興味深いところですね。

従来のフロントディレーラーはシフトレバーを操作する手の力のみで変速していたのをスプリングがサポートするらしいので興味がそそられます。

カンパニョーロから12速化されたスーパーレコードとレコードが発表されました
ワイヤーのクランプボルトを前後で位置変更できる

ワイヤーのクランプボルトが従来のように後方から固定するだけでなく、ワイドタイヤを使用する際にアームが接触しないように前方からも固定出来るようになって十分なクリアランスを確保されるように改良されています。

リアディレーラーを見てみる

カンパニョーロから12速化されたスーパーレコードとレコードが発表されました
12速化されたスーパーレコードとレコードのリアディレーラー

12速対応となって従来のリアディレーラーから大きくデザインが変更になって、シマノのシャドウリアディレーラーのような形状になりましたね。

従来のプーリーケージにあったショートケージ(SS)やロングケージ(GS)といった長さの違いが無くなってワンサイズになり、プーリーケージの素材もスパーレコードはカーボン製、レコードはアルミ製に変更されています。

カンパニョーロから12速化されたスーパーレコードとレコードが発表されました
12速化されたスーパーレコードのリアディレーラー

プーリーケージの変更だけでなくプーリーの歯数も11Tから12Tに変更され、使用されるベアリングもスーパーレコードはCULT、レコードはUSBと区別されます。
上のテンションプーリーの歯は高めに、下のガイドプーリーの歯は低めにすることで変速性能の最適化を測っているらしいです。

気になるのが、プーリーの歯数を偶数にすると変磨耗が起きて片側の歯だけ削れるはずなので、果たしてこの辺が解決されているんですかねぇ・・・。

ブレーキを見てみる

カンパニョーロから12速化されたスーパーレコードとレコードが発表されました
12速化されたスーパーレコードとレコードのキャリパーブレーキ

リムブレーキはノーマルキャリパーとダイレクトマウントの2種類で、よりエアロでスムーズなデザインになっているのにタイヤ幅は28Cまで対応しています。
また、リム幅17Cのワイドリムや19Cのスーパーワイドリムにも対応しています。

ダイレクトマウントタイプは前後ともブースターを備え、制動力をいかんなく発揮するようになっています。

カンパニョーロから12速化されたスーパーレコードとレコードが発表されました

ディスクブレーキは昨年発表されたH11対応でフラットマウントタイプで、ブレーキローターはセンターロックタイプの140mmと160mmの2種類があります。

スプロケットを見てみる

カンパニョーロから12速化されたスーパーレコードとレコードが発表されました
12速化されたスプロケット

スプロケットは従来の11速用ホイールとの互換性を保ちつつ12速化されていて、従来のギア構成に16Tが追加されてワイド&クロスレシオになっている点です。

これまで多段化されてもトップ側のギアは11Tでロー側に大きな歯数のギアを追加することが多かったため、15Tより大きいギヤの歯数差が2Tになり15T、17T、19Tという感じになっていました。
今回の12速化では16Tを追加することで使用頻度が高いレンジでギヤ比の差を小さくしてペースを保ちやすくしつつ、低いギヤ比も実現するという仕様になっています。

結果としてスプロケットをコースに合わせて変更する必要がないので、スプロケットの歯数構成は11-29Tと11-32Tの2種類のみがラインアップされます。

今回の12速化でロー側に大きなギアを付けている人に対して<姫>や<麻呂>とバカにする人もいなくなることでしょう。

ただ、これだけワイド化が進むとリア32Tにフロント50Tならフロントシングルで街中でいい感じに走れそうですが、メーカー側は更なる多段化を予定しているみたいなのでいったいいくつまでギアを増やすんですかね(^^;)