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インドア大好き人間が自転車に乗り始めて嵌り、今ではどこに行くにもロードバイク
当然のごとく速く走れるわけがないんですがメンテナンス大好きなので自転車を弄ることを中心に記載しています。

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2012/10/10

FSA プロロードチェーンリングの脱落ピン長すぎ・・・

FSAのプロロードチェーンリングのパッケージを開ける前からなんか脱落ピンが長い気がしていて、パッケージから出してシマノのチェーンリングと比べてみるとやはり脱落ピンが長かった・・・orz

FSAのプロロードチェーンリングの脱落ピンが長すぎる写真でも長さの違いが分かると思いますが、シマノの4mmに対してFSAのプロロードが11mm7mmも長いんです・・・。

脱落ピンが長いとどうなるかというと、チェーンリングを取り付ける際に脱落ピンがクランクアームに干渉して取り付けられないんです。


FSAのプロロードチェーンリングの脱落ピンが長すぎる1mm〜2mm程度の差ならクランクアームと干渉しないんですが、7mmも長ければ写真のように盛大に隙間が開いて取り付けるコトなんて不可能です。

チェーンリングの多少の隙間をボルトを強引に締め付けて解決させたと記載したブログを見たことがありますが、こういった力業で解決するとチェーンリングが歪むだけでなく変速不良を誘発させる可能性もあるので止めた方がいいですよ。


さて、ここで困ったのがこの長い脱落ピンが取り付けミスによる製造不良に起因する個体差なのか、設計通りの正しい長さなのか分からないことなんです。

今回はFSAのプロロードチェーンリングをシマノのホローテックIIのクランクに取り付けようとしているので写真のようになっているんですが、ホローテックIIはクランクアームが中空なので裏面が平らになっているんですが、無垢素材で出来たクランクアームは裏面に肉抜き加工が施されて凹んでいるので長い脱落ピンでも問題ないかもしれないんです。

FSAのクランクには無垢素材の製品もあってプロロードチェーンリングもこれらの製品に取り付けて販売されています。
そう考えるとFSAのクランクに合わせて長い脱落ピンを着けているとしたら製造不良ではなく良品ということになります。

脱落ピンをカットして取り付けられるようにする

近場の自転車店に同じ物が売っていて脱落ピンが長すぎると判明すれば返品可能かどうか問い合わせをすることも出来たんですが、あいにく自転車店に同じ物がなかったので脱落ピンをクランクアームに干渉しない長さまでカットすることにしました。

脱落ピンが鉄系素材だと金ノコの刃もカットしやすい刃に替える必要があるため、鉄系かアルミかを調べるために強力なネオジム磁石を付けてみたところ、くっつく気配がないのでアルミ製だと判断してから作業開始。

当初はサンダーでサクッとカットする(削り取る)ことも考えたんですが、手を滑らせたらチェーンリングに派手な傷がついたりケガをすることも予測できたので金ノコで作業することにしました。

シマノと比べて脱落ピンが7mm長いことは先にも記載しましたが、金ノコでカットすると切断面が汚くなるので後で切断面を整えることも考慮して金ノコでは5mmだけカットすることにしました。

FSAのプロロードの長すぎる脱落ピンをカット脱落ピンにマジック等でカットする部分を塗って目印を付けたら金ノコでカットするだけの作業なんですが、最初の切り出しで金ノコを滑らせたり変な角度で切り始めたら新品のチェーンリングに傷が付くので気を遣いました(^^;)

カットし終わったらクランクアームに仮組を行って、脱落ピンとクランクアームが干渉しなくなるまで金ヤスリで修正と仮組を繰り返します。


脱落ピンの長さの修正が終わったら切断面を当て木に巻いた紙ヤスリできれいに整えれば完了です。
ちなみにカット後のチェーンリングの重量は97gになっていて1g軽くなりました(^^;)

写真を見るとシマノの脱落ピンより若干長いんですが、チェーンリングと脱落ピンの上面との差が5mm程度でとても作業がしづらく、シマノと同じ長さまで追い込んでチェーンリングに傷を付けるより仮組を行ってクランクアームと干渉しないことが分かった時点で作業完了にしました。

それにしても今回はwiggleの誤配送に始まって、脱落ピンのカットまでするとは思いもしませんでした(^^;)

安さに釣られて購入して余計な作業をする羽目になってしまったんですが、カーボンクランクはクランクアームの裏が平らなのでカーボンクランクに使われているスーパーロードチェーンリングだったらどうだったんだろうか・・・?

そんなわけでFSAのチェーンリングを購入する際は脱落ピンの長さを調べてから購入することを強くお奨めします。