9100デュラエースから直付け式のフロントディレーラーをバンドに取り付けて使用するバンドアダプターにはSM-AD91が指定されていて、直付け式の8000アルテグラのフロントディレーラーを購入したのでSM-AD91を一緒に購入してみました。
バンドアダプターSM-AD91には2種類あり、シートチューブの径が34.9mmに対応しているのがSM-AD91-Lで、シートチューブの径が28.6mmと31.8mmに対応しているのがSM-AD91-MSとなっています。
31.8mmのシートチューブに使用するのでSM-AD91-MSを購入したんですが、28.6mmのアダプターは強力な両面テープで付いていました。
28.6mmのアダプターを外した状態で測った重量は25gでアダプターの重量は2gでした。
シマノが発表しているバンド式フロントディレーラーの重量が102g、直付け式フロントディレーラー92gとなっているので、直付け式フロントディレーラーにバンドアダプターを使用して取り付けると僅かに重量が重くなります。
重量が重くなっても直付け式フロントディレーラーにバンドアダプターを介して取り付けるのは、フロントディレーラーを交換する際に面倒な微調整をしないで済むっていう利点があるからです。
従来のバンドアダプターとSM-AD91の大きな違いは、直付けフロントディレーラーにあるサポートボルトがバンドアダプターに当たるようになっているようになっている部分です。
フロントディレーラーのサポートボルトが当たるようになっているため、フロントディレーラーのガイドプレートの位置決めをする際にサポートボルトによる微調整もできます。
ちょっと写真が少し分かりづらいんですが、8000アルテグラの直付け式フロントディレーラーにSM-AD91を取り付けるとサポートボルトが当たっているのが分かると思います。
9000系の直付け式フロントディレーラーをバンドに取り付ける際はサポートボルトを使用しないので従来のバンドアダプターはサポートボルトが写真のようにあたる部分が無く、サポートボルトがあるせいでフレームにキズが付くのを予防するためにフレームにバックアッププレートを張っておく必要がありました。
そのため、9000系の直付け式フロントディレーラーをバンドアダプターに取り付けて使うときもSM-AD91を使用したほうがいいと思われます。