8000アルテグラを購入したので今回はSTIレバーを取り付ける前の下準備について記載していこうと思います。
STIレバーの取り付けに使用する工具は5mm六角レンチでできるんですが、クランプボルトが締めづらい位置にあるので、T字型六角レンチを使用して作業すると作業効率がいいのでお奨めです。
STIレバーを取り付けるボルト(クランプナット)はブラケットカバーに隠れているので<どうやって取り付けているのかな?>って思ってしまいますが、写真のようにブラケットカバーをめくるとクランプナットがあります。
一見すると六角穴が開いているのでボルトに見えますが、実はこれクランプボルトの受けに使うナットなんですよね(^^;)
クランプボルトはドロップハンドルに接する都合で頭の部分が平になっているため、ナット側に六角穴を作ってボルトを締められるようになっていて、同じようなナットはキャリパーブレーキを取り付けるナットにも使われています。
新品、中古に限らずクランプボルトのネジ山にグリスをたっぷり塗ってからSTIレバーを取り付けておくと、夏場に長時間走ったり、ローラー台を長時間やってもクランプボルトとクランプナットが固着したり錆びるのを防止する事が出来ます。
STIレバーは滅多に外す事が無いパーツなので取り付け時に下処理をきちんとしておかないと、ハンドル交換等をする際にクランプボルトが錆びて固着していると難儀することになります・・・。
写真のように5mm六角レンチでクランプナットを緩められるぐらいブラケットカバーをめくります。
中途半端にブラケットカバーをめくると作業性が悪いため、クランプボルトに5mm六角レンチを入れて作業しやすいだけめくっておきます。
※ブラケットカバーを無理にめくると破れることがあるので力をいれずにめくりましょう。
クランプナットを緩めるとクランプバンドが外れます。
※ワッシャーとクランプナットはブラケットから外しません。
クランプボルトとクランプナットの固着や錆を防止するためなのでクランプボルトのネジ山にたっぷりグリスを塗っておきます。
クランプボルトにグリスをたっぷり塗ったらクランプバンドを元のように組み立てるんですが、図のようにクランプバンドにある<23.8 - 24.2>の刻印が正しく読めるように取り付けます。
次にSTIレバーをドロップハンドルに取り付けるため、クランプナットを少しだけ締めてクランプバンドがかろうじて付いているグラグラの状態にしておくとハンドルにキズを付けずにスムーズにSTIレバーの取り付けが出来ます。
ブラケットカバーを長時間めくったままにしておくとしわが付いてしまうため、ブラケットカバーにしわが付くのを防止するために作業は必ず片側ずつ行う事をお奨めします。
※ブラケットカバーに付いたしわは消える事が無いのでブラケットカバーをめくる時間は必要最低限にしておきましょう。
ブラケットカバーにしわが付いても走りには一切関係ないんですが、しわが無いほうが見た目がいいですからね・・・(^^;)
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