2016/3/16
カンパニョーロから新型コンポーネントPOTENZAが発表され、グレード的にはコーラスとアテナの間にあたるためシマノのアルテグラと競合するコンポーネントになりそうです。
POTENZAの正しい発音がポテンザかポテンツァなのか気になるところですが、この辺は雑誌等に記載されるとのを待ちましょう・・・。
上位グレードのレコードやコーラスのようにカーボン製のパーツを使わずに、アルミ製のパーツにすることで上位グレードの性能を安価に提供するのがPOTENZAの意義だと思うんですが、こうなるとアテナが中途半端な存在になってしまいますね・・・。
まずはクランクです。
最近のカンパニョーロのクランクに倣って4アームになっていますね。
上位グレードと異なるのはカーボン製ではなくアルミ製の4アームクランクということで、形状はカーボン製の4アームと似ている感じでカラーはアルミモデルらしくブラックとシルバーが用意されています。
クランクアームが4アームになったことでチェーンリングの表面積が大きくなり、変速するための裏面の切削加工もシマノっぽい感じの加工がされているので期待が持てそうですね。
取り付け方法はパワートルク方式が採用されているみたいですが、名称がPower Torque+と変更されていて従来のパワートルクと取り付け方法が変更がされているみたいです。
歯数は 53-39T、52-36T、50-34Tが用意されています。
気になる重量は754gです。
次はエルゴパワーです。
見た感じは大きく変わってないみたいですが、写真ではアルミ製っぽく見えるレバーもTechnopolymerと呼ばれる炭素繊維で補強された素材から作られていて、トップ部分が若干丸く改善されているらしいです。
他にもブラケットカバーのゴム部分も振動吸収を改善するために改善されているようです。
気になる重量は370gです。
次はフロントディレーラーです。
フロントディレーラーも上位モデルと同様にアームが長いタイプになっていますね。
シマノではデュラエース以外プレートがかしめられてフロントディレーラーから容易にチェーンが外せない仕様になってしまったんですが、カンパニョーロは従来どおりプラスネジでプレートを広げられるようになっているので好感が持てますね。
気になる重量は94g(直付け)です。
次はリアディレーラーです。
ロードバイクのリアディレーラーは完成してしまったのか、ここ最近のモデルチェンジで大きく形状が変わることって無いですね(^^;)
ショートケージとロングケージが用意されていて、ロングケージは32Tをサポートします。
気になる重量は211g(ショートケージ)です。
次はブレーキです。
ブレーキは上位モデル同様のスケルトンタイプで、重量がアテナに似ているのでロゴを変えただけかもしれませんね(^^;)
気になる重量は321g(ショートケージ)です。
次はカセットスプロケットです。
最大32Tの歯数がサポートされるため坂道を登るのがかなり楽になりそうですね。
チェーンはコーラスのチェーンを使用することになるみたいです。
気になる歯数更正は11-25T、11-27T、11-29T、11-32T、12-27Tの5種類が用意されます。
気になる重量は249gです。
名称 | 重量 | 価格 |
---|---|---|
クランク | 754g | 227.01ユーロ |
エルゴパワー | 370g | 174.99ユーロ |
フロントディレーラー | 94g | 65.62ユーロ |
リアディレーラー | 211g | 145.82ユーロ |
ブレーキ | 321g | 58.33ユーロ |
カセット | 249g | 154.94ユーロ |
カセット 12-27T | 249g | 116.20ユーロ |
カセット 11-32T | 249g | 167.85ユーロ |
ボトムブラケット | 69g | 23.54ユーロ |
ボトムブラケット BB386 | 69g | 41.96ユーロ |
重量と予定金額をまとめてみました。
※予定金額はユーロでしか発表されていないため、ユーロ表記にしています。
金額設定を見た限りではシマノのアルテグラをかなり意識している感じですが、国内に輸入されると20%程度上がってしまうのでどうなるかでしょうね・・・(^^;)
昨年は各メーカーで大きな発表が無かっただけにあまり自転車店に行かなかったんですが、今年は結構飛ばしてきているので自転車店に行く楽しみが増えそうです。