2015/8/27
少し前の記事にもローターのコンポのことを記載したんですが、そのときはブレーキだけ油圧になるのかと思っていたんですが、どうやら各ディレーラーの動作も油圧で行うという方式みたいです。
写真を見る限りでは普通のシフターにしか見えないんですが、ブラケット内部にマスターシリンダーが納まっています。
ブラケットカバーを外すと他社のシフターと違って油圧機構が入っています。
裏側を見るとマスターシリンダーらしきものが確認できます。
フロントディレーラーはかなり大きめですが、どうもこれ油圧で動くみたいなんですよねぇ・・・。
いまひとつどういった方法で動作するのか想像も付かないんですが、パテントの図解を見てみるとワイヤーで動く方式とは明らかに違っていて青枠の部分を見る限りでは油圧で動作するんだろうなってなんとなく思えます。
リアディレーラーはパンタグラフ部分がかなり肉抜きされているのが特徴的で、プーリーケージも他社の形状と異なっていますね。
先の記事でビッグプリーが付いているように見えたのはプーリーケージの形状が異なっていたからですね(^^;)
そしてフロントディレーラー同様にリアディレーラーも油圧で動くみたいなんですよねぇ・・・。
リアディレーラーのほうはそれらしい展開図が見つかりませんでした・・・。
油圧仕様のキャリパーブレーキはマグラと共同開発をしているためブレーキ本体にマグラ社のMマークが入っていてアーム部分にはUNOのロゴも入っていますが、マグラから販売されている油圧キャリパーブレーキと特に変わりないような感じですね
油圧仕様のディスクブレーキキャリパーもあります。
ロー側の1枚目と2枚目は黒くなっているので材質がよく分かりませんが、ロー側から3枚〜6枚目まではなんとなくチタンっぽいような色に見えますね。
それにしても以外だったのが11速のカセットスプロケットをローターで用意したことですね。
だいたいコンポを新しく出すといってもほとんどの場合シフター、クランク、フロントディレーラー、リアディレーラー、ブレーキぐらいでカセットスプロケットは他のメーカーのを使って下さいっていうのが多いんですが、こうやってカセットスプロケットも出してきているっていうのがローターの本気度をうかがわせます。
油圧で各ディレーラーも動作させるというのにとても興味があるんですが、各ディレーラーが油圧方式なると調整とかが面倒にるのが容易に予想できるんですが、ローター側としては一度調整をすればコンポを取り外すまで調整をする必要がないといいます。
他にも気になっているのが油圧のホースはインナーワイヤーより太いためワイヤー式コンポを使うフレームで使うにはアウター受けに加工が必要になるだろうし、電動式コンポ対応のフレームでもホースがフレーム内に収まるのかってことですね。
どちらにしても現状ではかなりのキワモノパーツとしか思えないのだけに、シマノ、カンパニョーロ、スラムに取って代わるまでにはいかないでしょうね・・・。