2012/10/14
今回はチェーンリングの交換をするのが主目的なのでクランクを外さなくても作業をすることは可能なんですが、チェーンリングをクランクアームに固定する際に力が入れづらいんですよね(^^;)
交換するチェーンリングの歯数が異なるとチェーンの長さ調整とフロントディレーラーの位置調整が必要になるので作業時間もけっこうかかります。
どうせ時間もかかってチェーンは交換するのであれば、普段手が入りづらい部分の掃除が容易に出来るのでクランクアームの裏側の掃除を兼ねてクランクを外して作業を行いました。
チェーンリングの交換はクランクを外した方が作業するのが楽だし、新品のチェーンリングにするんだからクランクアームもきれいにしておきたいですからね。
作業をする前にシフターを操作してインナーロー(前が一番小さいギア、後ろが一番大きいギア)の状態にしておきます。
ホローテックU方式のクランクは専用工具TL-FC16と5mm六角レンチがあって、手順さえ間違わなければ外すのは簡単です。
他にプラスチックハンマーがあるといいかもしれません。
左クランク締め付けボルト(青○部分)を5mm六角レンチで緩めます。
※けっこう強いトルクで締め付けてあるので、それなりの強度の六角レンチを使用する事をお奨めします。
プレート(ピンク部分)を先の細い物で持ち上げます。
※写真はプレートを持ち上げた状態です。
クランク取付けボルト(緑○部分)を専用工具TL-FC16を使って緩めると左クランクが外せます。
左クランク締め付けボルトの締め加減で左クランクがきつく嵌っている事があり、手で引っ張っても外れない場合は左クランク締め付けボルトを緩めに締めてプラスチックハンマーでそっと叩くと外れるようになります。
無理に手で引っ張っても左クランクは外れるんですが、クランクシャフトで親指を切ってかなり出血したことがあり、ケガをすれば作業を中断する羽目になるので無理して作業するのはお奨めしません。
左クランクを外すと写真のようになるので以前のアルミシャフト製のクランクシャフトだと手のひらで叩くと外れたんですが、クロモリシャフト製になってからは勘合がきつくなったのかプラスチックハンマー等で軽く叩かないと外れません(^^;)
最初は個体差かと思っていたんですが、所有しているFC-6750とFC-5750共に勘合がきついので個体差ではないかもしれません。
※力任せに叩くとクランクシャフトが変形したり、右クランクが飛んでいってしまうので力加減に注意して下さい。
プラスチックハンマー等で軽く叩いてクランクシャフトが少し動いたら、フロントのギア板にかかっているチェーンを外します。
※チェーンの下にウエス等を置いておくとフレームを傷つけずに済みます。
チェーンリング交換と共にチェーンの長さ調整(もしくはチェーン交換)もするのであれば、チェーンを先にカットしてから作業した方が遙かに楽に作業を行うことができますよ(^^)b