2014/2/4
今回はフリー側を四本組み(2クロス)、反フリー側を六本組み(3クロス)で組むヨンロク組みで組むんですが、初めて行う組み方なのと情報があまり無いということもあって事前にホイールの出来上がりを何度もイメージしてから作業を始めました。
走りには全く関係のにタイヤのロゴ位置をバルブ位置に合わせるのと同じように、ホイールを組む際にもハブのロゴ位置を合わせるというお約束が存在しているみたいで、多くの自転車店でホイールを組んでもらうように依頼するとバルブの穴からハブのグレードのロゴが見えるように組まれていて、多くの人がこれに倣った組み方をしています。
ただ、自分はバルブの穴から見たときにハブのグレードのロゴが見えるのが好きになれないため、バルブの穴からハブの型番が見えるように組んでいます。
こういった組み方は組み手の好みの問題なので好きにすればいいんですが、バルブ穴から型番が見えるのはシマノの完組ホイールと同じで、ロゴの位置が変わることで走りには全く影響しないのでこだわりがないのなら位置を合わせる必要は特にありません。
ただ、前後のハブのロゴが同じ箇所に無いと統一感がない
のだけは確かです・・・。
ハブのロゴの位置はどこでも実用で全く問題ありませんが、リムのバルブ位置を考慮しないで組むと図のようにバルブ部分でスポークが交差してタイヤに空気を入れづらくなるため、リムのバルブ位置とスポークの交差を考慮して組む必要があります。
特に今回はヨンロク組みという初めて行う組み方なだけにドツボに嵌る危険性が高く、何も考えずに仮組みをしたらバルブ位置とスポークの交差位置が一発でうまく合う可能性もありますが、確率的にドツボに嵌って何度も組み直しをする方が高いため、事前にバルブ位置とスポークが交差しない図面を描いて確認しておきました。
ちなみに図はフリー側から見ていて赤がフリー側のスポーク、青が反フリー側のスポークとなっています。
※見やすくするために他のスポークは削除してあります。
・フリー側のスポーク(赤)
ハブの印字部分(ロゴ部分)を真下にして反時計周りに3つ目の穴から通したスポークをバルブ位置の左隣に通す。
・反フリー側のスポーク(青)
ハブの印字部分(ロゴ部分)を真下にして反時計周りに4つ目の穴から通したスポークをバルブ位置から2個左隣に通す。
幾つかヨンロク組みのパターンを起こしているんですが、実際に本物のヨンロク組みを見たことがないだけに間違っていているようならご教示して頂けると助かります・・・(^^;)
今まで仮組みをする際に少し時間がかかっていたんですが、今回は事前に図面を描いてリムにスポークを通す位置が分かったため、初めて組む組み方でもサクサク仮組みを終えることができました。
簡単な図面でも事前に図面を描いておいた方がいいと改めて実感した次第です。
記事が長くなってきているため次回に続きます。
==関連記事==
|
DT SWISS スポーク長計算機
新しく手組みホイールを組みます
ホイールを組んでみました 〜その1〜
ホイールを組んでみました 〜その2〜
後輪をヨンロク組みで組んでみました 〜その1〜
ホイールの組み立てに必要な工具
後輪をヨンロク組みで組んでみました 〜その2〜
後輪をヨンロク組みで組んでみました 〜その3〜
後輪をヨンロク組みで組んでみました 〜その4〜
後輪をヨンロク組みで組んでみました 〜その5〜
後輪をヨンロク組みで組んでみました 〜その6〜
ヨンロク組みのホイールに乗ってみた感想 〜その1〜
タイラップでスポークを手軽に結線してみる
調子に乗って前輪と後輪を結線してみる
半田で結線をする前に鋼線の巻き方を考えてみる
スポークに半田結線をやってみる