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インドア大好き人間が自転車に乗り始めて嵌り、今ではどこに行くにもロードバイク
当然のごとく速く走れるわけがないんですがメンテナンス大好きなので自転車を弄ることを中心に記載しています。

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2014/4/11

後輪をヨンロク組みで組んでみました 〜その4〜

ある程度のレベルまで横振れを追い込んだ時点で、スポークテンションが自分が狙っている値になっているかテンションメーターを使ってチェックしておきます。

完全に横振れを追い込んでスポークテンションをチェックをして狙っていた値になっていなかったら再度ニップルを回してテンションを追い込む必要があり、ニップルを回せばわずかながら振れが出てしまうので時間の無駄になってしまいます。

こういった無駄を省くためにある程度横振れを追い込んだ時点でスポークテンションをチェックして、スポークテンションを狙った値まで追い込んでから横振れを追い込めば作業時間を短縮できるっていうわけです。

スポークテンションの計測の仕方

TM-1でスポークテンションの計測スポークテンションを計測するのにパークツールのTM-1を使っていますが、写真のように測定子にスポークを通して赤丸部分を握ると紫丸の部分が動いて値が分かるようになっています。

この値を添付されているスポーク毎のテンション表で確認してスポークテンションを確認します。

パークツールのTM-1は測定器として考えると単純な作りなので厳密な測定はできないかもしれませんが、手でスポークを握った感覚だけで作業をするのに比べれば明確な値が分かるので信頼性という点では雲泥の差ですけどね。

TM-1 スポークテンション換算表今回は最初からスポークテンションを120kgfで組むと決めて作業をしていたため、ある程度横振れを追い込んでスポークテンションを計測すると思っていたよりもテンションが低かったのでフリー側が120kgfに近づくようにニップルを全て増し締めして、横振れを追い込んだ後に再計測してみたらフリー側は25から±0.5の範囲で収まり、反フリー側も20から±0.5の範囲で収まっていました。

TM-1を持っていない人には何を記載しているか分かりにくいかもしれませんが、この25とか20といった値を右のテンション表で照らし合わせてスポークテンションがどれくらいになっているか確認しながら作業する必要があるんです。

高価なスポークテンションゲージだとメーターを見るだけでテンション値が分かるみたいですが、この辺は値段相応ということで仕方ありませんね(^^;)

このテンション表で照らし合わせてみるとフリー側は2.0mmのプレーンスポークで組んでいるので25だと120kgf程度になるわけですが、反フリー側の2.0mm-1.8mm-2.0mmのバテッドスポークに対応する値がテンション表に無いんですが、1.8mmプレーンスポークの値に照らし合わせてみると94kgf程度に相当するようです。

普通に後輪のホイールを組むと反フリー側はフリー側の約半分のスポークテンションになるだけに、今回の組み方では多少スポークテンションが是正されていることになるみたいですね。

スポークテンションは走ってから追い込む

一度組んで使っていたホイールと全く同じホイールを組むのであれば最適なスポークテンションが分かっているのでそれにあわせればいいと思いますが、初めて使うパーツなら組みあがるホイールはどういう走りをするか未知数なので、最初にスポークテンションを決めて組んで後は走ってみてスポークテンションの再調整を追い込んだほうがいいと思っています。

なにせ、使っているリムやスポークだけでなく組み方によっても乗り心地や走りは変わるだろうし、タイヤや空気圧・他にも乗り手の体重や体調によっても違ってくるだけにベストを見出すには実際に走ってみないと分かりませんからね(^^;)

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