去年の11月に膝をやってからローラー台生活を続けていて、今年の6月になってようやく医師から実走の許可が出たのにどういうわけか実走をやろうって気力が沸いてこないため、気分を変えるために8000アルテグラを購入してみました。
6800アルテグラで組んだロードを8000アルテグラに組み替えるのでSTIレバー、クランク、前後ブレーキセット、フロントディレーラー(直付け)、リアディレーラーを購入し、カセットスプロケットは6800アルテグラのものを使いまして、チェーンとBBは予備が持っているので購入していません。
他に9100デュラエースのプーリーセットと直付け用のバンドも購入しています。
9100系からリアディレーラーの取り付け時に使用するアウターワイヤーにOT-RS900を使用するように変更になっていて、海外通販等で安く販売されている工場出荷向けのセットだとOT-RS900が付属しないで別途OT-RS900を用意する可能性を避けたかったので各ワイヤー類が付属しているパッケージ品を購入しています。
シマノの発表では左右で438gとなっているんですが、重量を測ってみたら419gとちょっと軽めでした。
ちなみに左が207gでシマノの発表より11g軽く、右が220gでシマノの発表と同じという内訳です。
手が小さい自分にとって6800アルテグラのSTIレバーでもブラケット部分が太くて握りづらく、いろいろな握り方を試しても今ひとつ力が入らなかったんですが、9100デュラエースのSTIレバーを握ってみて明らかにブラケット部分が細くなっているのが分かっていただけに、8000アルテグラも期待通りブラケット部分が細くなっていました。
写真だけだと矢印の部分が細くなっているぐらいですが、実際に6800アルテグラのSTIレバーと握り比べてみると明らかに8000アルテグラのほうが握りやすく、ブレーキレバーも6800アルテグラより若干近くなっていたので手が小さい女性にもとてもいいと思います。
クランクは175mmの52-36Tを購入しています。
去年の春ごろから175mmを使ってみたら特に問題なく回せるってわかったので、今回は最初から175mmを購入して後から長さの異なるクランクを購入するっていう無駄を避けてみました(^^;)
シマノの発表では674gとなっているんですが、重量を測ってみたら690gとちょっと重めでした。
シマノが発表している重量にはクランクの長さが記載されていないだけに、175mmで16gぐらい重くなっていても特に気にすることはありません。
以前のアウターギアの裏面の加工や9100デュラエースのアウターギアの裏面の加工を知っていると、8000アルテグラは加工箇所が減ってシンプルになっています。
こんなにシンプルな加工で本当に変速できるのかなって不安だったんですが、実際に取り付けて変速操作をしてみるとシマノらしい正確な変速をするので技術の進歩を感じました。
キャリパーブレーキの形状も以前に比べるとかなりごつくなってダイレクトマウントブレーキみたいな造りに変わっています。
シマノの発表では前キャリパーブレーキの重量は182gとなっているんですが、重量を測ってみると182gと一緒でした。
シマノの発表では後キャリパーブレーキの重量は178gとなっているんですが、重量を測ってみると179gだったので誤差の範囲内ですね。
キャリパーブレーキの前後で重量が異なるのは取り付けボルトの長さが異なるためで、取り付けボルトが短い後ろ側が軽くなるのは当然ですね。
パッケージ品を購入すると長さの異なる沈頭ボルトが4本付属してきます。
※左の13mmはキャリパーブレーキに付いている沈頭ボルトです。
最近のフレームはヘッドセットの大径化に合わせてフロントフォークも厚みが増し、最初からキャリパーブレーキに付けられている沈頭ボルトだと長さが足りない可能性があり、海外通販等で安く販売されている工場出荷向けのセットだと長さが異なる沈頭ボルトは付いてこないので注意が必要です。
沈頭ボルトの重量は左から13mmが3g、16mmが3g、21mmが4g、30mmが6g、35mが7gでした。
8000アルテグラのキャリパーブレーキに付属しているフレームの間に挟むワッシャーは左の表面がヤスリのように加工されたものが付いてくるんですが、9100デュラエースには従来のギザワッシャーが付属しています。
自転車店の店員さんに違いを聞いてみると確実な固定ではギザワッシャーに劣るけど、8000に付属するタイプのワッシャーでも十分固定できてフレームを傷つけないからいいですよと教えてもらいました。
キャリパーブレーキのセンタリング調整ボルトも従来の位置から変わっているだけでなく、3mmから2mmに変更になっているので注意ですね。
2mmボルトの六角穴は耐久性が低いだけに、頻繁に調整するキャリパーブレーキの調整ボルト3mmのほうが安心して調整出来るんですけどねぇ・・・。
今回は試したいことがあったので直付けタイプのフロンディレーラーを購入しました。
直付けタイプにはバンド式には付属しないバックアッププレートが付いてくるんですが、このバックアップレートは海外通販等で安く販売されている工場出荷向けのセットでも付属してきます。
シマノの発表ではフロントディレーラーの重量は92gとなっているんですが、重量を測ってみると90gだったのでこ2gぐらいは誤差の範囲内ですね。
直付け式フロントディレーラーをバンドに付けて使用する場合SM-AD91が指定されているんですが、SM-AD91は従来のバンドアダプターと違って写真の位置にフロントディレーラーのサポートボルトが当たるように加工が施されているため、フロントディレーラーの位置決めでサポートボルトによる微調整が出来るようになっています。
SM-AD91の重量は25gだったので、シマノの発表ではバンドタイプのフロントディレーラーが106gなので少し重くなりますね(^^;)
平地を走ることがメインなのでショートケージのリアディレーラーを購入しました。
シマノのサイトにはなぜかリアディレーラーの記載が無いんですが、雑誌等にはリアディレーラーの重量はショートケージ192g、ロングケージ207gとなっているので、重量を測ってみると198gだったので6gぐらいは誤差の範囲内ですね。
記事が長くなりすぎているため取り付け等の記事は別の機会に記載します。