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インドア大好き人間が自転車に乗り始めて嵌り、今ではどこに行くにもロードバイク
当然のごとく速く走れるわけがないんですがメンテナンス大好きなので自転車を弄ることを中心に記載しています。

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2014/12/16

コンチネンタルのウルトラレースを使ってみました

国内代理店では取り扱いが無いコンチネンタルのウルトラレースですが、ヤフオクや海外通販で比較的安価で売られているのが気になって平日用のロードバイクで使ってみました。

23cと25cを購入してみました

コンチネンタルのウルトラレースを使ってみました今回はお試しということもあって23と25cを買ってみたんですが、平日用で使うタイヤなので寿命が長くて、パンクしづらくてそこそこ重量も軽い、欲を言えばグリップもしてくれると尚良いんですが、そんな贅沢をいうんだったら同じコンチネンタルのGP4000Sでも買っておけということになってしまいます(^^;)

まぁ、メーカーサイトには耐パンクベルトを実装という記載もあるため、平日用で使うんだったらこの辺は安心できるかもしれません。

まず、ウルトラレースの重量ですが、23cの重量が212gと214g、25cの重量が219gと223gと値段を考えると優秀ですが、重量が軽いということはゴムが少ないので寿命が短いんだろうなって安易に予想できます・・・(^^;)

23cから試してみました

個人的に春〜秋は23cを使って軽快に気分よく走って、冬は25cを使って疲れをなるべく残さないようにするという考えを持っているので先に23cから使ってみました。

リムの嵌り具合ですが、平日用のロードバイクに使っている手組みホイールリムのキンリンXR240は若干直径が大きいといわれているんですが、このXR240でもすんなりと嵌ってくれたため、一般的な完組みのホイールでもそんなに苦労しないで嵌ると思われます。

取り付けて空気を入れてみるとやけにタイヤが細く見えたのでノギスで測ってみたら23mmだったのでサイズに問題は無かったんですが、それまで使っていたユッチンソンのエキノックス2が23cなのに太すぎたからなんでしょうね(^^;)

走ってみる

自分は体重が75kg前後あるので初めて使うタイヤの後輪は必ず最高空気圧(120psi)まで入れて、前輪は走行中に跳ねると危ないので115psiにして乗ってみて、乗り心地が悪かったり跳ねるようなら次回乗る際に空気圧を下げて好みの空気圧を探すようにしています。

普段だとタイヤ交換直後に走るのは多摩川サイクリングロードが多いんですが、交換した日が日曜日だったので多摩川サイクリングロードが混んでいることが予想できたので山下公園に行くことにしました。

ひと漕ぎ目の感じとして思ったのがタイヤが軽いせいなのかスイスイと進み、今まで210g台のタイヤを平日用の手組みホイールに使ったことが無かっただけにスイスイ進む感覚にかなり感動したんですが、同時にこの調子だと寿命がかなり短そうだから乱暴に乗らないほうがいいだろうなってすぐに思うようになりました(^^;)

当然ながらタイヤが軽いので加速やスピードの乗りがよく、32Hの手組みホイールだと自分の脚力では40km/h以上になるとそれ以上回せなくなっていたんですが、ウルトラレースに変えてから43km/hまで苦も無くスピードが上がってくれるようになったので一般道を走るのがずいぶん楽になりました。

ただし、43km/h以上になると急にスピードが上がらなくなるため、この辺はスポーク数の影響かもしれませんね(^^;)

コンチネンタルのウルトラレースを使ってみました山下公園に着いて平均速度が普段より若干上がっていることが確認できたので気分よく帰ってきたんですが、帰路の途中でパンクしました・・・。

パンク修理をするためにチューブのパンク箇所から推測してタイヤのトレッド面のパンク箇所を探したんですが、比較的舗装がきれいな国道を走っていたということもあってパンク箇所が中々見つからないんですよね。

普通なら耐パンクベルトを実装したタイヤでパンクするとそれなりに目立つ傷とか付いていてもおかしくないんですが、そういったのが見当たらないので修理にかなり時間を要してしまい、パンク修理をしている間に海外サイトに記載されていたウルトラレースの耐パンクベルトは信用できないという記述を思い出したため、これ以降はウルトラレースを単純な軽量タイヤと考えて乗るようにしました。

コンチネンタルのウルトラレースを使ってみました翌日は朝連コースの多摩川サイクリングロードの大師橋〜二ヶ領せせらぎ館〜大師橋間を走ってみたんですが、空気圧に特に問題を感じなかったので前輪115psi、後輪120psiにして出かけたんですが、多摩川サイクリングロードは舗装を修理した箇所が所々あって前輪が跳ねて走りづらかったため、前輪の空気圧を110psiに下げて後輪はそのままで落ち着きました。

平地主体で走っているのでなんですが、コーナーリング性能は一般道なら膨れるようなことも無く安心して曲がれますし、苦手にしている多摩川サイクリングロードにあるようなヘアピン状のコーナーも問題なく曲がれます。

雨天走行に関しては断言できないんですが、多摩川サイクリングロードを走っているときに何度か軽い小雨に降られたことがあって、路面がウェット状態になってもミシュランのタイヤみたいに極端にグリップが落ちるようなことは無かったです。

とはいえ、トレッド面はスリックなので路面が濡れているときは白線、マンホール、グレーチングといった滑りやすいものは避けるというのはお約束ですけどね。

1000km近く乗ったあたりからこのグレードのお約束といっても過言ではないビード部付近の糸のほつれが目立ってきますが、寿命まで乗ってもタイヤの表面にひび割れは発生しませんでした。

タイヤ交換のサインは紫

コンチネンタルのウルトラレースを使ってみました1200km程度で前後のローテーションを行って、3000kmを過ぎたぐらいでタイヤのトレッド面が紫の斑点が見えてきて、当初はペンキでも踏んだのかと思っていたら3200kmを超えたところで後輪がパンクしました。

パンクをした際にトレッド面を見ていたら、先の紫色の斑点はトレッド面の下層にあるパンク交換サインを示すゴムじゃないかと思えたため、帰宅後にタイヤを調べてみたら前後ともトレッド面に紫の斑点があったため交換することにしました。

※平日の多摩川サイクリングロードをメインに走っていたということもあって3000km以上持っていますが、たぶん一般道がメインだと舗装が荒い箇所とかもあるのでもうちょっと持ちが悪いんじゃないかと予想しています。

コンチネンタルのウルトラレースを使ってみましたトレッド面の下に紫のゴムがあるというのを知らなかったため、気になってコンチネンタルのサイトや付属する説明書を改めて調べてみたんですが一切書かれていませんでした・・・。

ちなみにブリヂストンではトレッド面の色が変わってきたら交換のサインですよ、ってサイトや箱に記載してあり、メーカーの心遣いとして売り文句のひとつになると思うんですけどねぇ・・・。


耐パンクベルトは過信しないように

コンチネンタルのウルトラレースを使ってみましたタイヤを切ったついでに気になっていた耐パンクベルトがどうなっているのかカッターや千枚通しでほじくって確かめてみたんですが、メーカーサイトにアップされている図のような赤の耐パンクベルトを確認することが出来ませんでした。

先の紫の部分はタイヤよりも柔らかいゴムだったため耐パンクベルトということは考えづらく、海外のレビューでも書かれているように耐パンクベルトが付いているからと過信して走らないほうががいいかもしれませんね・・・。

25cも試してみました

23cと25cを買っておいたので次に試すのは同じウルトラレースの25cになるわけですが、サイズが異なるだけなので空気圧は23cと同じ前110psi、後116psiで走行することにしました。

たまたま上野方面に用があったので交換直後に出かけたんですが、走り始めてすぐに後輪がコトコトと周期的に振動して当初はトレッド面の整形時のバリでも踏んでいるのかなと思っていたんですが、これが5km、10kmと走るうちにひどくなってきて何か異物でも踏んだのかと思って信号待ちの際にサッと調べてみてもタイヤの表面や空気圧に以上が無かったので目的地の上野に着いた時点で入念に調べてみたらタイヤがわずかに歪んでいました・・・orz

コンチネンタルのウルトラレースを使ってみました取り付け時に空気を入れた時点では歪んでいなかったため、走行中に何かがあって歪んだとしか考えられず、帰りはスピードを極力抑えてコーナーは十分減速して走って帰宅しました。

写真は約50km走行した後のタイヤですが、上野で調べたときはここまで酷くなかったのに、帰りの約30kmでここまで酷くなっていました・・・。


コンチネンタルのウルトラレースを使ってみましたここまで酷くなるとタイヤ取り付け時のミスではなくタイヤの製造不良としか考えられないため、ホイールからタイヤを外してみて歪んでいる箇所を調べてみたところタイヤの裏面(写真の青丸部分)にしわが寄っていて、このしわが原因で走行時にタイヤが歪んだと思われます。

タイヤの製造不良は話には聞いたことがあったんですが、まさか自分があたるとは思ってもいなくて、たった50kmでタイヤが使えなくなってしまったので安物買いの銭失いの典型になってしまいましたね・・・。

今後は新品のタイヤを取り付ける際は裏面も確認してから取り付けるようにしないといけません・・・

前輪は問題が無いので新たにミシュラン・リチオン2の25cを購入して後輪に使ってみたんですが、リチオン2は転がり抵抗が高すぎるので後輪から前輪にローテーションしてウルトラレースのトレッド面がなくなるまで使う予定です。

割り切れる人向きのタイヤかもしれません

23cを寿命まで使ってみた感想としては軽くて、転がりもよく、グリップもいいのは確かなので、タイヤ寿命やパンクリスクにはこだわらず値段が安いのにそこそこ使える練習用タイヤを探しているという割り切った考えの人ならお勧めできると思います。

タイヤ寿命が短く、パンク性能に関しては標準的かやや低いので長期的に考えるとパンクコスト等で多くの出費を強いられる可能性があるため、休日のロングライドを楽しむという考えの人にはお勧めできませんね。

25cの感想ですが、一般的に25cのほうが23cよりエアーボリュームがあるので乗り心地がよくなるといわれていますが、ウルトラレースの場合は23cと特に乗り心地や走行感が変わらないため、重量も23cのほうが軽いだけに25cを選ぶ意味が見出せません。
製造不良を喰らったのでどんなに安くてもウルトラレースの25cは二度と買いませんけどね・・・。