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インドア大好き人間が自転車に乗り始めて嵌り、今ではどこに行くにもロードバイク
当然のごとく速く走れるわけがないんですがメンテナンス大好きなので自転車を弄ることを中心に記載しています。

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2011/8/22

STIレバーのシフトアウターワイヤーの準備をする(内装式)

7900系デュラエースからSTIレバーのシフトアウターワイヤーが内装されるようになって見た目はよくなったんですが、ワイヤーの取り付けや交換という点では旧来の外装式の方が圧倒的にやりやすいんですよね・・・(^^;)

シフトアウターワイヤーの注意

シフトアウターワイヤーには種類がありデュラエースシフトワイヤーセットに使用されているアウターワイヤーはSIS-SP41というタイプで、これはワイヤー内部にシフトワイヤー専用のグリス(SIS-SP41)が封入されていて変速性能が向上するようになっていますが、廉価版のSIS-SPには(防錆のために?)デュラエースグリスが封入されています。

SIS-SPはデュラエースグリスの影響で変速性能が悪くなるためカットする前に不要なシフトインナーワイヤーを通してデュラグリスをワイヤーから出して、パーツクリーナー等をシフトアウターワイヤーに入れて内部を洗浄しておくことをお奨めします。

シフトアウターワイヤーの収納位置

STIレバーのシフトアウターワイヤーの収納位置ドロップハンドルの前後に溝があって各シフトアウターワイヤーを這わせるようになっているタイプなら図の右部分のようにシフトアウターワイヤーを這わせるようにするのがいいです。

ただ、ドロップハンドルの前にしか溝がないドロップハンドルの場合、左部分のようにアウターワイヤを這わせざるを得ない場合があると思います。
ショートリーチタイプのドロップハンドルで左部分のようにシフトアウターワイヤーを這わせる場合、シフトアウターワイヤーのRを大きく取らないと変速操作がかなり重くなることがあるので注意してください。

ドロップハンドル側のシフトアウターワイヤーの準備

デュラエースシフトワイヤーセットのシフトアウターワイヤーは600mm(ハンドル側)が2本、320mm(リアディレーラー側)が1本入っています。
自転車店でシフトアウターワイヤーだけを購入して適当な長さが分からない場合は目安にするといいかもしれません。

STIレバーのシフトアウターワイヤーの位置図のようにシフトアウターワイヤーは左右のシフトアウターワイヤーがわずかに交差するぐらいが良いそうなので、仮組を行ってちょうどいいぐらいの長さでカットし、もう一本も同じ長さにカットします。
※シフトアウターワイヤーを短くカットしすぎるとドロップハンドルの高さを調整する時にステムがフォークコラムから外せなくなる場合があるため、多少余裕を持っておくことをお奨めします。

こういう事を記載するということは過去に外装式のシフトアウターワイヤーを短くカットしすぎた経験があります・・・(^^;)
フォークコラムに余裕があるならフォークコラムをカットすることで対応できますが、フォークコラムに余裕がないようならシフトアウターワイヤーを新たに準備するしか選択肢がありません。

どちらも面倒な作業なのでポジションが決まっていないようなら10mm手程度余裕を持ってシフトアウターワイヤーをカットした方がいいですよ・・・。

リアディレーラー側のシフトアウターワイヤーの準備

フレーム〜リアディレーラーに使うアウターワイヤーですが、メーカーやサイズによってワイヤーガイドの位置がことなるため、デュラエースシフトワイヤーセットに入っているシフトアウターワイヤーの320mmを目安にカットしてから最適な長さに調整すると無駄なく作業できます。

写真のようにワイヤーに無理がかからない感じにRを描いていれば問題ありませんが、 長すぎるとモサッと見えるし、短すぎると変速が重くなるので長さの見極めが重要 です。


シフトアウターワイヤーの修正の仕方

シフトアウターワイヤーをカットすると下の写真の修正前のようにライナーが潰れる場合があるため、千枚通しや楊枝等で修正してから切断面を金ヤスリで整えてアウターキャップをはめます。
※千枚通し等が無くても逆側から不要なインナーワイヤーを通してぐりぐり回転すれば修正できます。

シフトアウターワイヤーの修正

シフトアウターワイヤーキャップについて

シマノ製のアウターキャップには数種類あり、4mm用、5mm用、6mm用とあり、材質も樹脂製とアルミ製の違いだけでなくノーマルタイプとシールドタイプがあります。
※樹脂製のノーマルとシールドの見分け方は2本線がノーマル、4本線がシールドタイプです。
※アルミ製はパッキンの有無で分かります。

サイズの違いはSIS-SP41は外径が4mm、SIS-SP51が外径5mm、RD側の内径が6mmとなっているため、シフトアウターワイヤーの外径に合わせてキャップも合わせる必要があります。

アルミタイプは割れにくいので破損しやすいRD側で使用して、他の箇所は樹脂製で問題ありません。

シールドタイプは中にパッキンが入っているので水や泥等が入りづらいため、汚れが付着しやすいフレーム〜RDに使うシフトアウターワイヤーのRD側で使用します。

シールドタイプはパッキンが入っているせいでインナーワイヤーの抵抗が若干増えるんですが、通勤等で酷使するのであれば全てアルミ製のシールドタイプにしておいた方がいいかもしれませんが、晴れた日にしか乗らないならフレーム〜RDにだけシールドタイプを使用するだけでいいと思います。

簡単に用途をまとめると以下の通りになります。
※材質は好みで選んでください。


本当にちょっとしたことなんですが適材適所のパーツを使うだけで変速が軽くなったり、インナーワイヤーの錆を未然に防止できた入りしますよ(^^)b

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