2011/10/3
ヘッドセットの下玉押しの圧入は専用工具がないとできない作業ですが、フレームを購入した際に自転車店にたのめば無料で作業してくれたり、\1,000〜\1,500ぐらいの工賃で作業してもらえます。
クラウンレースインストール |
ただ、下玉押しの圧入は専用工具さえ持っていれば簡単に出来るため、パークツール製だと値段がかなり張りますが、グランジのクラウンレースインストールだと\3,000程度で購入できます。
今後もフレームからロードバイクを組むという決意があるのであれば、下玉押しを3回圧入する分の工賃を前払いしたと思えば元が取れる計算なので購入しておいてもいいかもしれませんね。
※1インチと1-1/8インチに対応しています。
ネットで調べるとフォークコラムの直径に合う塩ビ管をホームセンターから購入して圧入作業を行っている例もあって、実はそれに倣おうかと思っていたんですがホームセンターで塩ビ管(2m以上)を切り売りしてくれなかったので専用工具を購入しました(^^;)
不安を感じながら塩ビ管を使って作業するより専用工具を使用して作業した方が何となく安心できるため、\3,000程度の出費だったんですが購入後にフォークやヘッドセットの交換をしたので1年もかからずに元は取れました(^^;)
下玉押しの圧入の仕方ですが、下玉押しとフォークコラムが当たる部分にグリスを塗って、写真のように下玉押しをフォークコラムに挿入します。
※下玉押しの向きを間違わないように注意してください。
フォークコラムにコラムの直径に合ったアタッチメントとクラウンレースインストールを挿れて、フォーク部分を持ってクラウンレースインストールを金槌で叩きます。
※フォークを地面等に置いて作業するとフォークエンドが破損する可能性があるので、必ずフォークは手に持って作業して下さい。。
※プラスチックハンマーだと力が逃げて作業効率が悪いので金槌で作業することをお奨めします。
叩き初めはかなり甲高い音がしますが、下玉押しが圧入されるに従って叩く音が若干鈍くなります。
クラウンレースインストールをまんべんなく叩いて音が変わらなくなったら下玉押しがフォークに確実に圧入するか確認し、斜めに入っているようならクラウンレースインストールで再度叩いて圧入します。
アルミコラムは圧入時に強い力で叩く必要がありますが、カーボンコラムの場合は強い力で叩くと割れる可能性があるため弱い力で様子を見ながら叩く事をお奨めします。
※同じカーボンコラムでもデダのフォークは金槌を使わずにクラウンレースインストールを持って軽く叩くだけで圧入できたんですが、エディメルクスに付属していたフォークはアルミコラム同様に金槌で叩かないと圧入出来ませんでした。
作業自体は専用工具を金槌で叩くだけなので簡単ですが、初めてフォークに下玉押しを取り付けたフォークがアルミコラムだったんですが、室内で作業したら圧入する際に耳が痛くなるぐらいのかなり甲高い音が鳴ってうるさかったため外で作業する事をお奨めします(^^;)
クラウンレースインストール |
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