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インドア大好き人間が自転車に乗り始めて嵌り、今ではどこに行くにもロードバイク
当然のごとく速く走れるわけがないんですがメンテナンス大好きなので自転車を弄ることを中心に記載しています。

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2009/6/15

プレッシャープラグを取り付ける

フロントフォークのコラムがアルミ製ならスターファングルナットが使用できますが、カーボン製だとチューブの内部を傷つけるのでスターファングルナットが使用できないためプレッシャープラグを使用します。

スターファングルナットは壊さないと外すことが出来ない嵌め殺しなのと、取り付けるには高価な専用工具が必要なため再利用できて六角レンチだけで手軽に装着できるプレッシャープラグの方が便利です。


クワハラ (ヒラメ)製 プレッシャープラグ

自分がロードバイクの組み立てに使用しているのはクワハラ (ヒラメ)製のプレッシャープラグです。

カーボンコラムフォークを使用しているフレームを購入するとプレッシャープラグも付属してきますが、固定力が弱いのでクワハラ製を薦める自転車店が圧倒的に多い逸品です。


理由は下の写真を見てもらえば分かると思いますが、左がクワハラ製で、右がエディメルクスに付属していたプレッシャープラグです。

プレッシャープラグ

クワハラ製は取り付けると写真の右のように面でコラムの内側に接触し、表面にチェッカリング加工がされているので説明書どおりの適切なトルクで取り付けていればずれるような事はまずありません。

写真はありませんがエディメルクスに付属のプレッシャープラグはタコさんウインナーのように下部が広がって、線でコラムの内側に接触するので固定力が弱くてずれてくる可能性があります。
※エディメルクスを購入した自転車店の店員さんも<付属品はズルズルで使い物になりませんね>と言われて、サービスでクワハラ製のプレッシャープラグで組んでくれたほどです

プレッシャープラグ写真のようにクワハラ製のプレッシャープラグはキャップ付き(左)と、キャップ無し(右)のプレッシャープラグが販売されてお、作業が簡単なのはキャップ付き(写真左)です。
※比較のために一段上にスターファングルナットを置いてみました。

ただ、キャップ付き(左)は好みのトップキャップを選べないのと、ステムの高さを変更するたびにプレッシャープラグを外す必要があるため、ポジションが出ていないとハンドル高を変更するたびにプレッシャープラグも外すという面倒な作業を要求されるという側面も持っています。

後でポジション変更をしたいときの作業が面倒になるので、以下ではキャップ無しのプレッシャープラグを使用して作業を進めます。
※カーボンコラムでキャップ付きを使用すると、ステムの高さを何度も変更しているとカーボンコラムの内径が削られるので要注意です。

プレッシャープラグの取り付け方1写真のように最初にプレッシャープラグに組み付けられているボルトを外し、6mm六角レンチでコラムの内にかろうじて入るまでプレッシャープラグを広げます。

プレッシャープラグの広げ方が甘いとフォークコラムに落下するため、プレッシャープラグをフォークコラムの直径より広げ気味にして徐々に緩めてフォークコラムの内部に押し込みます。


プレッシャープラグの取り付け方1写真のようにプレッシャープラグを広げてコラムに固定できるようになったら、最初に外したボルトをプレッシャープラグに付けてボルトの頭が出るまでプレッシャープラグを押し込みます。

プレッシャープラグを押し込んだらボルトを外し、6mm六角レンチで本締めをしてプレッシャープラグを固定します。

アルミコラムだったので締め付けを8Nmで行ったんですが、カーボンコラムの場合は破損を防ぐために推奨トルクをメーカーか自転車店に問い合わてから作業することをお奨めします。

※プレッシャープラグの固定が甘いと走行中にヘッドにガタが出て、最悪の場合ヘッドチューブがラッパ状に変形してフレームが使えなくなるので固定はシッカリと行いましょう。

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