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インドア大好き人間が自転車に乗り始めて嵌り、今ではどこに行くにもロードバイク
当然のごとく速く走れるわけがないんですがメンテナンス大好きなので自転車を弄ることを中心に記載しています。

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2012/04/28

ホイールバランスの取り方

ロードバイクをスタンドに固定してギアをアウタートップにしてクランクを100回転以上で回転させるとガタガタと激しくロードバイクが揺れる事ってありませんか?

これはホイールのバランスが取れていないから起こる現象です。

サイクルコンピュータを見ているとロードバイクがガタガタ激しく揺れ始めるのは40km/hを過ぎてからが顕著に発生するんですが、こういったほホイールをロードバイクから外してハブシャフトを手で持って軽く回してみると腕が上下に持っていかれる感じがするほどです。

ホイールバランスの確かめ方

ホイールバランスの確かめ方

ホイールバランスの確かめ方は簡単で、ロードバイクからホイールを外して図のようにメンテナンススタンドにセットします。

メンテナンススタンドにセットしたホイールの回転が止まるのを待つというのを何回か繰り返してバルブ位置がどこの位置で止まるか確認します。

ホイールを軽く回して同じように回転が止まるまで待って、何度行ってもバルブ位置が異なるのであればホイールバランスが取れていると思って間違いありません(先に記載した方法でもロードバイクがガタガタ揺れないはずです)。

図のようにバルブ位置がいつも同じ位置に止まるようならホイールバランスが取れていないから円運動をする外周の一カ所だけ重量が異なると重心が振り回されるように揺れ、ねじれを生じさせる偏心運動を起こします。
最初に記載した高速でホイールを回転させるとガタガタと激しくロードバイクが揺れるのはこの偏心運動が原因なんです。

ちなみにこういったことはメンテナンススタンドに置いたときに発生するのではなく、実際にロードバイクに乗っているときにも起きている現象なのでこういったホイールを使って峠道を下ったりするのはあまり考えたくないですね・・・(^^;)

作業に必要な工具


バランスアップ フリーカット

鉛シート 鉛シートは粘着剤付きの物がホームセンター等でも販売されていますが、ゴルフ用の鉛シートは裏の台紙に0.5g単位で切れるように印刷が施されているため、鉛をハサミで切った後に量る手間が省けるので自転車店で使われていることもあります。

ハサミ 鉛はとても柔らかい金属なのでハサミで容易に切れるんですが、柔らかいといっても金属なので何度も切っていると極端にハサミの切れ味が落ちるため、100円ショップ等で安いハサミを購入して作業する事をお奨めします。

ホイールバランスの取り方

ホイールバランスの取り方

ホイールバランスの取れてないホイールはバルブが上になって止まるものがほとんどです。

これはリムを製造する際にバルブホールと対角線上の箇所で接合しているためで、この部分だけ他の箇所と比べて重量が増えているからです。

何回か繰り返して特定の箇所でホイールが止まるのであれば、この対角線上に錘を貼ってバランス調整を行ってバルブ位置が異なる位置に止まるようにすればいいだけです。

最終的に使用する錘は両面テープが付いた鉛を使用するんですが、最初は1円硬貨を使用してどれぐらいの錘が必要なのか確かめます。

1円硬貨は重量が1gで製造されているため5枚程度用意しておけばほとんど問題ありませんが、安価なホイールだと重量差がひどい物もあるため、4gで製造されている50円硬貨と1円硬貨を用意しておいてもいいかもしれません。

ホイールバランスを取る上で必ず覚えて欲しいのが必ず実際に走る状態で作業を行うという事です。 ホイール単体で作業を行ってもタイヤやチューブを付けるとホイールバランスが狂ったり、サイクルコンピュータのセンサーマグネットがないだけでもホイールバランスが狂います。

作業方法ですがホイールにサイクルコンピュータのマグネットセンサーを付けている場合は取り外します。 上記の説明と矛盾しますが、マグネットセンサーは3g前後あってホイールバランスを取るための錘として使えるため、変な位置にマグネットセンサーを付けているといつまで経ってもホイールバランスが取れないので最初に外しておきます。

次に下になっている部分(青○部分)の対角線上(赤丸部分)にマグネットセンサーをスポークに取り付けて、ホイールを回転させてみてバルブ位置が違った位置に止まるか確認します。

バルブ位置が変わらないようならリムに1円硬貨をテープで1枚ずつ貼って回転させて、バルブ位置が違った位置で止まるようになるまで繰り返します。

バルブ位置が毎回違う位置で止まるようになったら1円硬貨をはがし、同じ重さの鉛シートを切ってリムに貼り付けて終わりですが、鉛を触った後は中毒を避けるために作業終了後に必ず手を念入りに洗ってください。

記載するとこれだけの作業ですが、実際に作業するとホイールを回転させて止まるまでの時間が手持ちぶさたになるため、自分は録り貯めたTV番組を見ながら作業しています(^^;)

上記の記載はバルブ位置が上に止まったと仮定して記載しますが、毎回バルブが横の位置で止まったりするホイールでも作業方法は変わらないので読み替えてください。

所有しているホイールはアルミのリムばかりなので3g前後の鉛を貼る事でバランスが取れていますが、カーボンディープリムのホイールだと10g程度必要な場合もあるらしいです。 これは製造方法に起因するのでしょうがないかもしれませんね(^^;)

同一メーカーの製品であっても製造むらが必ず存在するためタイヤ、チューブ、リムテープを変えたらホイールバランスの確認を行い、バランスが狂っているようなら再度ホイールバランスの取り直しを行いましょう。

某自転車雑誌で鉛をリムの内側に貼ればリムテープで隠れるのでスマートに見える、という記事を読んだことがありますが、このような作業をするとタイヤやチューブを交換するたびにリムテープを外してホイールバランスの再調整を行う羽目になるので気を付けてくださいね。

自分のような素人でも簡単に気づく愚かな作業ですが、こういう作業を実際に行っているおろかな自転車店が実在していて、おろかな行為だと気づかない記者が記事を書き、編集長が何もチェックしないで雑誌として発行しているんだから驚きです・・・(^^;)

錘でロゴを隠したくない

ホイールバランスの錘の張り方

ホイールバランスが取れる錘の量が分かって、鉛を貼ってみようとしたらリムに貼りきれなかったり、ロゴが隠れてしまうなんていう事があります。

そういうときは鉛を細く切って図のようにバルブの両側に分散させて貼ったり、積層して貼る事で解決できます。

鉛を積層して貼ると遠心力や風圧で剥がれやすくなるため鉛の上からリムの色と同色のビニールテープ貼るか、鉛をマジック等で塗ってから透明のビニールテープを貼って補強しておく事をお奨めします。
※ビニールテープを貼る場所は脱脂してから貼らないとすぐに剥がれてくるため、必ずパーツクリーナー等で脱脂してから作業することをお奨めします。

所有している一部のホイールでも上記のようにビニールテープで補強してあって50km/h程度で走っても剥がれるような事はありませんが、最初のうちは走り終わったらビニールテープが剥がれていないか確認しておくといいですね。

メーカーでバランスが取ってあるホイール


バランスアップ フリーカット

一部のホイールメーカーではリムの切削やスポークを変えることでホイールバランスを取っていると謳っている製品がありますが、どこのメーカーのチューブやタイヤを付けたきに最適なホイールバランスを取ってあるという説明がないため謳い文句を過信しない方が賢明です。

特に前後でリム高が異なるホイールだと前後で最適なバルブ長も異なる(前は40mm、後ろは50mmのバルブが最適なホイール)のようなホイールだと、多くの人は前輪と後輪でバルブ長も変えるということをしないで長い方のバルブに併せて使っている人が多いと思います。

この場合、メーカーが想定しているバルブ重量と異なるだけにバルブの重さの分だけ若干ホイールバランスが狂ってしまい、たぶん1g前後の違いだと思いますがホイールバランスを取る上で1g違うだけでかなり変わるので注意が必要です。

ホイールバランスを取ってあるという謳い文句のホイールを使用している場合でも過信せずに、暇なときに一度はホイールバランスの確認をしておいた方がいいかもしれませんよ。