それまで乗っていたオルベア アクアはケガの影響で満足に足が伸ばせなくなったためリハビリのために購入したので、ケガが治ってきて脚が伸ばせるようになってくるとオルベア アクアのフレームだと小さく感じるようになってきました。
フレーム交換を朧気に検討していたらオルベア アクアの塗装が素地から劣化してきて、塗装面の一部が内部から泡だったようになってきたのでフレームの購入を本格的に検討するようになりました。
街乗り用で使用するため安いフレームがターゲットになるんですが、最近はエントリーグレードでフレーム売りがあるメーカーってあまり無いんですよね(^^;)
2010年モデルで乗りたいなと思ったのはアンカー、キャノンデール、デ・ローザ、ウィリエールぐらいです。
ウィリエール ラヴァレドはダブルカーボンバックがラインナップされていた頃から購入を検討していたこともあり、2010年から価格が一気に下がって銀色もラインナップされているので新品フレームとして前向きな検討対象となりました。
急遽フレームを購入することにしたのでホイールを購入するために貯めていた資金を充て、1円でも安く上げたいので型落ち品や程度のいい中古を狙って自転車店や、ヤフオク、ebey等を巡回したんですが、気に入ったフレームがあるとサイズが合わなかったり、予算オーバーだったりでうまくいきません・・・。
3ヶ月ほどネットを巡回して出物を探し当てられなかったので、諦めてウィリエールに照準を定めてお世話になっている自転車店へ出向くとウィリエール ラヴァレドは渋めの割引だったため予算オーバーなのであきらめました・・・(^^;)
帰宅してインターネットで色々探していると海外の自転車店からならば予算の範囲内で購入できることが判明したため、海外通販でフレームセットを購入することにしました。
どうせ自分で組むのであれば国内で買おうが海外から買おうが新品のフレームが手に入れば同じなので、日々の為替の動向を睨みながら円が一番強そうな時期にスイスのベラチスポーツに発注しました。
フレームという大物の動向を知っておきたいので追い金を払って商品追跡発送をお願いしたのに、発送メールすら無いまま突然届くという海外クオリティで、更に突然フレームが届いたため手持ちのお金が少なかったので関税にびびっていたんですが、通関手数料と消費税で\1,250と拍子抜けする額だったからよかったです(^^;)
なんだかんだで送料と通関手数料込みでも国内定価の半額以下で購入できたため、我ながらお利口さんな買い物だったと思いますが、逆に考えると日本の代理店は海外の倍以上の値段で売っていることになるんですけどね・・・。
きついラメが入った銀の単色塗装にデカールを貼って厚めにクリアを吹いて仕上げられていますが、ラヴァレドより安い価格のオルベア アクアと比べると仕上がりは劣悪です。
※詳細は悪い点に記載します。
溶接跡は削られていないのでそのまま残っているんですが、オルベア アクアみたいに削りやすい部分の溶接跡だけ削って、削りにくい部分は何もしないでおくより、全く手付かずの方が均整が取れているのであまり気になりません。
フレームに使われているチューブの形状は全体的に太めで、トップチューブは円形、ダウンチューブはヘッドチューブ側が円形でシートチューブに向かうにつれて横長の楕円形に変化するオーソドックスな形状です。
シートチューブのフロントディレーラー取り付け部の下あたりが凹んでいたので最初は不良品かと思ったんですが、自転車店の店員さんからフロントディレラーが稼働するための逃げ加工だと教えてもらいました。
今まで乗っていたアルミフレームにこういった潰し加工なかったため、今後購入するときは事前にこういった箇所も含めて自転車店で観察しておいた方がいいかもしれません。
シートステイは実際に見ても分かりづらいぐらい僅かな曲げ加工がされていて、チェーンステイは楕円のチューブを使用しています。
どういう訳かBBシェルの左クランク面の方だけフェイシングされていて、右クランク面の方にはクリアがたっぷりと残っていました・・・。
付属品のフォークは2009年モデルは値段がある程度していたのでフォークコラムがカーボン製だったようですが、2010年モデルからアルミコラムに変更して販売価格を一気に下げたんでしょうね。
どのみち付属品のフォークは使わないためラベルを見てオフセットが45mmだと確認して予備として保管してあります。
Mサイズを購入したんですが1397gとカタログ記載重量の1340gより若干重かったんですが、この価格帯なら50g程度は誤差の範囲でしょうね。
ロードバイクの組み立て方はロードバイクの組み立てに詳細に記載しています。感想(インプレ)の方はこのページだけではとても記載しきれないので段階的に分けました。
下準備と組み立てをする 〜Wilier Lavaredo(ウィリエール ラヴァレド)の感想 その1〜
初乗りをしてみる 〜Wilier Lavaredo(ウィリエール ラヴァレド)の感想 その2〜
総走行距離3000kmを超えて 〜Wilier Lavaredo(ウィリエール ラヴァレド)の感想 その3〜
品質検査が工業製品レベルに達しておらず白い粉粉状の物体がフレーム全体に渡ってかなり付着していました。
これ以外にBBシェルにはガムのような樹脂が素地に付着したまま塗装されているだけでなく、埃が付いたままデカールを貼って、埃が付いたままクリアーを吹いたという状態です。
食玩に付いているおまけでもここまで酷い物はなかなか見ませんよ・・・(^^;)
ヘッドのセットのベアリングは手で触っただけでガタがあったため使う気になれなかったため、手持ちのケーンクリーク製のヘッドセットを使用することにしました。
海外のレビューサイトでもウィリエール ラヴァレドのBBシェルの仕上げは酷評されていたんですが、自分が購入したラヴァレドの塗装はたまたまはずれを引いたと思っておきたいですね。
この件で気分が沈んで2ヶ月後に組立て、というより、粉状の物体の除去と誇りが付いたまま吹かれたクリアの修正を行っていたのでそれだけ時間がかかっただけですが・・・(^^;)
※ボトルケージボルト、ケーブルガイドは付属していなかったため別途購入して用意しました。