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インドア大好き人間が自転車に乗り始めて嵌り、今ではどこに行くにもロードバイク
当然のごとく速く走れるわけがないんですがメンテナンス大好きなので自転車を弄ることを中心に記載しています。

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所有しているロードバイク:オルベア・アクア

2008年末にケガをして自転車に乗れない状態が半年続き、購入したばかりのエディ・メルクスが置物と化してしまい、2009年4月に医師からロードバイクの乗車許可が出てやっとエディ・メルクスに乗ってみたんですが、それまでのポジションに身体が付いていけないようになっていました(^^;)

お尻と腰がすぐに痛くなるのはしばらく乗っていないからとして、とにかく前傾ポジションがきつすぎる・・・orz

購入に至った理由

ORBEA AQUA(オルベア アクア)当初はエディメルクスのポジション見直しも行ったんですがコラム長の関係でハンドル高が確保できず、ステムの天地返しも考えたんですがエディメルクスには-10°のステムを付けてあるので天地返しをやるとみっともないんですよね・・・。

いろいろ考えたんですが街乗り・通勤専用車が欲しい思っていたのでリハビリを兼ねて気楽に乗れるロードバイクを買い増しすることにしました。


当初は15万円程度の完成車を購入する予定だったんですが、手持ちのパーツを調べてみるとフレームを購入すれば自転車が組めるだけのパーツがあったので、部屋の整理を兼ねて以前からやってみたかったフレームからロードバイクを組むという大きな模型作りにチャレンジしてみました。

組み立て方の記事はロードバイクの組み立てに段階的に詳細に記載しています。

フレームを買うにしてもケガの影響で左足が十分に伸ばせない状態になっているので以前のポジションで乗車するにはかなり厳しく、せっかくロードバイクを自分の手で組むというチャンスなのでポジションを全面的に見直すだけでなく、身体のことも考慮してフレームのサイズも従来より1サイズ小さいフレームも検討対象に入れて探していたらオルベア アクアのSize:51のフレームが格安で出てきました。

ちょっとした訳があって自転車店で8割方組み立てていたものをフレームの状態に戻したという物なんですが、納得がいくようなら半額で構わないというのでフレームを見せてもらうと途中まで組立てていただけあってBBシェルのフェイシング、フォークの下球押しの圧入等の作業が済んでいるという最初からおいしい状態でした。

全体を見てこれといって気になる部分が見あたらないんですが、安くしてくれる説明を聞いてSize:51を購入することになり、組立てに必要なBB・ブレーキ・フロントディレーラー、ついでにローラー台一式も購入しました。

見た目

オルベア アクアのヘッドチューブの溶接仕上げトップチューブが逆三角形で、ダウンチューブは二等辺三角形の角をなだらかにしたような形状、シートステイとチェーンステイに曲げ加工がされているので、完成車でも10万円以下で購入できる廉価版のロードバイクとは思えません。

塗装は粗めの銀を塗装した後にシートチューブ部分以外をマスキングして黒を塗った胴抜き2色塗りですが、マスキングをはがした段差が残っている上からクリアーを吹かれています・・・。

ヘッドチューブとシートポストは溶接跡を削ってありますが雑に削っている感じはぬぐえません。BBハンガー、シートステイのブレーキ取付け部分は溶接跡が残っていますが、溶接跡は比較的綺麗な方です。

リアエンド部分は綺麗に仕上げられていて肉抜きもしてあるので、安くても手抜きはしていませんというオルベアの意気込みを感じますが、ヘッドチューブには金属プレート状のバッジは無く、オルベアのデカールを貼ってコストダウン(いい意味で軽量化?)も図られています。

溶接跡の削りと塗装の仕上げは今ひとつですが、同価格帯の完成車とは比べものにならないぐらい手が込んでいます。

乗ってみた感想

感想(インプレ)の方はこのページだけではとても記載しきれないので段階的に分けました。

組み立てから初乗りまで 〜ORBEA AQUA(オルベア アクア)の感想 その1 〜

総走行距離1500kmを超えて 〜ORBEA AQUA(オルベア アクア)の感想 その2 〜

ポジション修正を考える 〜ORBEA AQUA(オルベア アクア)の感想 その3 〜

100km走ってみる 〜ORBEA AQUA(オルベア アクア)の感想 その4〜

振動軽減対策をしてみる  〜ORBEA AQUA(オルベア アクア)の感想 その5〜

更なる振動軽減対策をしてみる 〜ORBEA AQUA(オルベア アクア)の感想 その6〜

46Tのアウターを試してみる 〜ORBEA AQUA(オルベア アクア)の感想 その7〜

一年以上乗った感想 〜ORBEA AQUA(オルベア アクア)の感想 その8〜

フレームに塗装不良発生 〜ORBEA AQUA(オルベア アクア)の感想 その9〜

悪い点

オルベア アクアのカップアンドコーン方式のヘッドセット純正のヘッドセットは前ブレーキをかけたときに前に撓む感じがしていたため、ヘッドセットを交換したらまともになりました。

オルベア アクアのヘッドセットはゼロスタックという主にMTBで採用されている規格のヘッドセットを使用しており、最近のロードバイクで主に使用されているインテグラルヘッドセットと違って上下のカップを圧入する必要があるため個人で変えるには面倒なパーツです・・・。

付属のヘッドセットのままだとシールドベアリング仕様ではなくカップアンドコーン方式なので、ある程度の距離を走行するとグリスが流れ出てきてフォークが汚れるだけでなく定期的なメンテナンスが必要になります。

それだけでなく、カップアンドコーン式のヘッドセットは雨天走行後にヘッドセットにグリスアップを行わないとニードルベアリングが錆びて、走行中に突然ハンドルが回転しなくなるというトラブルに見舞われる可能性もあります(過去にMTBに乗っていて経験済み)。

購入時の予算に余裕があるなら納車の時点でシールドベアリング仕様のヘッドセットに交換しておくと、後々で面倒なことにならずに済むかもしれませんね。

スペック

手持ちのパーツを使って組立てたので一貫性もこだわりもなく、シマノの10速仕様のパーツが揃っていたので10速で合わせたぐらいです。

当初ブレーキを105グレードにしようと考えていたんですが、フレームを買うときに105のブレーキの価格に\1,000プラスでアルテグラのブレーキをで売ってくれたため、少しでも予算に余裕があれば順当な選択でしょうか?

ペダルは街乗りや通勤では両面踏みのSPDペダルが圧倒的に楽なのがこれまでの経験で分かっているため、安くて評判がいいシマノのPD-M520を選択しています。

雨の日には自転車に乗らないようにしていても晴れていたのに天気予報がはずれて雨に降られるということもあるだけにワイヤー部分はケーブルライナーで覆いました。

少し変わった点として付属のヘッドパーツの防水性が低そうだったため自転車通勤をすることも考慮して浸水を防止するためにパーツの一部を削り、使用する全てのコラムスペーサーとステムもフェイシングして密閉性をかなり高めています。

こういった加工は自転車店でやってもらえないかもしれませんが、自分で組み立てるのであれば自己責任でどうにもいじれるのが魅力ですね。