2011/05/22
オルベア アクアに乗り始めてから1年以上経過し走行距離も10000kmを越えているんですが、フレームに塗装不良と思われる膨らみが目立ってくるようになりました・・・。
アクアを組立ててから3ヶ月ぐらい経った時に、写真の青丸箇所のようにフロントディレーラーのバンド部分の塗装面が内部から膨らんだようになっているのに気付きました。
当初はトルクをかけて締めすぎたから塗装が傷んだんだと思って、次に取り付けるときはもっと注意しようと戒めました。
更に3ヶ月後にはシフトワイヤーガイドのリベット止めしてある付近も同じように塗装面が内部から膨らんだようになっていました。
この時点でフロントディレーラーの取り付けがオーバートルクではなく、フレームの塗装に問題あることが確定しました。
写真のとおり両方とも塗装内部から気泡が生じていて表面がブクブクして見た目がみっともないのでこの時点でアクアにある程度見切りを付けました。
たったこれだけの理由で?
と思う人もいるかもしれませんが自分で付けた傷が原因で塗装が剥離するのなら納得して使用できますが、ガキの頃からプラモデル作りをやっている経験では素地を洗浄不足のままサーフェイサーを吹いて塗装を行った際の塗装不良とよく似ているんです。
プラモデルの塗装ではこういった状態が徐々に進行して塗装が剥がれたり、全体に気泡箇所が広がって無惨な状態になって泣きを見たことがありますからね。
まぁプラモデルの話ですが・・・(^^;)
個人的にアクアの胴抜き塗装が好みではなかったので、いい機会だと思って再塗装を前向きに考えてデザインもしてみました。
どうせ再塗装をするのなら変わったデザインにしてみようということで左右非対称のデザインにしてみました。
これ以外にダウンチューブのメーカーロゴは素地を鏡面仕上げ、他のメーカーロゴはマスキングで塗り分けといった細かい指定が盛り沢山なので、知り合いの塗装業者に見積もりを取ったら予定していた倍以上の値段を提示されたので却下しました・・・。
アルミフレームは塗装以外に他にも色を塗る方法があるので業者に問い合わせをして検討したんですが、金銭的な問題、作業的な問題、時間的な問題等が発生して諦めることにしました。
諦めた理由の一つにワイヤーガイドのリベット止めがあります。
アクアの場合、元の塗装を剥離する際にダウンチューブに付いているワイヤーガイドをリベットを外して作業することになるんですが、塗装終了後に新たにリベット止めをしようにもサイズが小さすぎて対応出来なかったり、対応できても工具が入らないと業者から泣きが入ったというのもあります。
最終的にたどり着いた結論としてフレーム交換が金銭的にも時間的にも最も有効となりました。
元々、アクアはケガした脚のリハビリ目的で訳ありのワンサイズ小さいフレームを購入したこともあって、ケガが治ってきたらサイズ的な問題が出てきたというのもあります。
アクアで使っているパーツを次に乗るウィリエールへ移植するため、今度は勉強の意味も兼ねて解体したんですが、組み立てと違って解体作業は調整が全くないのでのんびり作業しながらでも1時間程度で完了しました。
写真を見て分かると思いますがロードバイクは解体するとこれぐらいのパーツで組まれています。 パーツ点数が多いと思うか少ないと思うかは人によって違うかもしれませんが、パーツ点数だけだったらミニ四駆2台分ぐらいしかないような感じですね(^^;)
現在、アクアはローラー台専用ロードバイクとして再組み立てを行って使用しているんですが、空調完備の室内なので解体当初のまま塗装の傷みは進行しないと思っていたら塗装の傷みは徐々に進行中で、シートチューブの塗装とブレーキワイヤーガイドの塗装の一部が剥離しました・・・。
シートチューブの剥離があまりにも酷いため紙ヤスリで部分的に塗装面を削ったんですが、時間が経ったらどうなるか分からないですね(^^;)
オルベア アクアの情報に興味があって、ここを見て落胆させてしまったようなら申し訳ありませんが、所有しているフレームでこういった事象があったので周知の意味を込めて記載しています。
orbea.comや日本代理店であるダイナソーで塗装不良に関する記載がないので購入したアクアがたまたまハズレだった可能性や、中国製造になった初年度のフレームなのでこういったトラブルが発生したのかもしれません。
正規でアクアのフレームを購入したわけではないので日本代理店のダイナソーにはクレームを入れる権利がないので何もしていませんが、オルベアには正規登録は行っています。
一般的に塗装不良は命に関わることではないので取り合ってもらえない可能性が高いので特に何もしません。
※海外では塗装は傷むものとして認識しているため補償対象にならない可能性が高く、同じような塗装不良が発生しているようであれば購入した自転車店で判断を仰いでもらう事をお奨めします。
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