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2010/12/23

下準備と組み立てをする 〜ウィリエールラヴァレドの感想 その1

Wilier Lavaredo(ウィリエール ラヴァレド)は初ロードの購入対象として考えたことがあって事前調査をかなりしていた時期があり、2008年までラヴァレドはウィリエールのミドルグレードのロードバイクで以前はダブルカーボンバックのフレームも存在してフレーム価格も20万円程度したはずです(記憶が朧気・・・)。

Wilier Lavaredo(ウィリエール ラヴァレド)当然ミドルグレードなのでフレームの一部をポリッシュ仕上げするという手の込んだ仕上げ方法や、フロントフォークもカーボンコラム仕様だったと記憶しています。

2008年のカタログ重量はフレームが1280gでフォークが470gと、カーボンフレームのMortiroloよりも軽い数値が記載されていたんですが、2010年モデルになるとフレーム重量が1340gという記載に変わって、それまでと全く同じ作りだとしたら4.5%サバ読んで記載されていた事になります。


購入したフレーム(Mサイズ)を実測してみると1397gとカタログ記載重量より若干重かったんですが、この価格帯なら50g程度は誤差の範囲で許されるでしょうね。

組み立て前の作業

ウィリエールラヴァレドのBBシェルのフェイシングオルベア・アクアは完成車をばらしたフレームを安価で購入したので、一度組み立てられていただけに自分で二次加工を加えずに素直に組み立てることが出来ました。

今回のラヴァレドはメーカーから出荷された状態の新品フレームだったのでBBシェルのフェイシング、タップ立てを行う必要があったんですが、こういったことを自転車店に任せずに全ての作業を完結したかったため、作業方法や工具類はYouTubeや自転車店で何度も作業を見て自分でフェイシングを行いました。


それなりに工具や工作機械が揃っている環境なので自転車店で行っている方法でも作業ができるんですが、今回は全く異なった方法でフェイシングを作業を行ってみました。
方法を間違うとフレームを確実に潰す危険性が高いため作業方法の記載は控えさせてもらいます(たぶん作業に使った機械を買えないと思いますが・・・)。
※ラヴァレドに使用するBBの規格はBSA(JIS)です。

塗装面の再仕上げ

ウィリエールラヴァレドのBBシェルの塗装不良購入したラヴァレドのフレームのBBシェルに樹脂上の物体が付着して塗装されていたり、塗装面に白い粉上の物体が付着していたため塗装面の研ぎ出しを行いました。

塗装面の研ぎ出しという言葉は自転車だけを趣味にいている人には聞き慣れない言葉かもしれませんが、模型をやっている人ならよくご存じのアレです。

簡単に説明すると非常に細かい番手の紙ヤスリを使用して塗装面を削って、埃を力業で削り取ってしまう方法です。


当然ですが削りすぎれば下地が見えてしまうため今回は4000番の紙ヤスリで作業をしました。
BBシェルの下側に付いていたガムのような樹脂は素地に付着していたので素地まで削り落とし、その後粉上の物体と埃を紙ヤスリで全て慣らして平滑にして塗装面を複数のコンパウンドで丁寧に磨いて完了。

研ぎ出しを行うとクリアー層が薄くなってしまうんですが、自分はフレームに簡易ガラスコーティングを施すので研ぎ出しで生じた微細な傷消しとクリアー層の保護ぐらいは出来るでしょう。
※4000番の後にコンパウンドで丁寧に磨くと当初の塗装面より格段に綺麗になりますが、紙ヤスリを使っているので肉眼では確認できない傷が残ります。

このような微細な傷消しをするためにBlissの乾燥を長めにして2回施工し、1ヶ月後に表面保護の目的でもう2回施工してから組み立て作業を行いました。

組み立てる

組み立て前に仮組をしてみたら後輪がガッチリ嵌って抜けなくなって力業で取り外したんですが、出先でパンクした際にホイールが取れないのはいただけないのでエンドパーツのメッキ部分をリューターで軽く磨いてホイールの着脱がしやすいように調整しました。

次にシートチューブに潰し加工がしてあるためなのか、錆と汚れを嫌ってシマノの純正より5mm短いステンレスボルトに変えたせいなのか分からないんですが、フロントディレーラーのバンドの取付けにやけに苦労しました。・・・(^^;)

詳細な車体重量を知っておきたかったので全てのパーツを計量しながら組み立てをしたため少しだけ時間がかかったんですが、変速関係でドツボに嵌ることもなかったのでオルベア・アクアに比べたら格段に組みやすかったですね。

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