2009/06/07
自転車通勤を始める前や自転車通勤を行うようになると休日に自転車に乗る分には問題ないと思っていた距離でも体力的に続かなくなることがあり、体力に自身があると思っている人でも自転車を乗った後に8時間以上仕事をすることを考えてみるとなんとなく気が滅入ってくると思います(^^;)
自分の経験では通勤距離に比例して仕事中に睡魔が襲ってくることが分っているため、自転車に乗るだけなら気にしないような短い距離でも毎日の通勤を考えると通勤に使う自転車の種類も考慮した方がいいかもしれないですね。
下の表に距離と個人的に感じたきつさ、周囲の反応を簡単にまとめてみました。
通勤距離 (片道) | 説明 | 周囲の反応 |
---|---|---|
3km以下 | 自転車がパンク等のトラブルに見舞われても自転車を歩いて押していける距離です。 |
無反応 |
3km〜6km | 自転車通勤をしてみようと安易に考えられる距離でしょう。 ママチャリでも問題ありませんが、ギア付きの方が快適に通勤できるようになります。 パンク等のトラブルのことを考えて、早めの時間に出発したりパンク修理キットを持ち歩いた方がいいでしょう。 |
誰も驚かない |
6km〜10km | ママチャリだと厳しいのでスポーツ用自転車で通勤することを考えましょう。 ダイエット目的ならこれぐらいの距離が妥当だし、慣れれば仕事中に睡魔に襲われることはほとんどありません。 ※ママチャリ通勤の壁です。 |
がんばってますね、と言われる |
10km〜12km | この辺から<自転車通勤してます>と声高にいう人が多い距離ですね。 交通事情や通勤経路にもよりますが通勤時間が30分〜45分程度なので、距離が短いのなら帰宅の時だけ遠回りをしてこれぐらいの距離を走ると運動不足解消になります。 |
かなりがんばってますね、と言われる |
12km〜15km | スポーツ用自転車に日常的に乗っていれば問題ありませんが、いきなりこの距離から始めると体力的に続かなくなって早い段階で電車通勤に戻ることになります(^^;) 距離になれるために最初は週3日ぐらいから始めるといいかもしれないですね。 これぐらいの距離から睡魔に襲われやすいので睡眠時間は十分に取りましょう(^^) ※普段から自転車に乗っていない人の壁です。 |
ほとんどの人が驚く |
15km〜18km | スポーツ用自転車を日常的に乗っていないと自転車通勤をしようという考えすら浮かばない距離で、日常的にスポーツ用自転車を颯爽と乗り回していなければ続きません。 体力的な問題が出てくるのもこの距離ぐらいからで、通勤時のペース配分を考慮しないと翌日に疲れが残るようになってきます。 ※午後から睡魔に襲われることになるため昼食後の昼寝は必ず行いましょう。 |
確実に驚かれる |
20km〜25km | 日頃から15km以上の自転車通勤をしていない限り自転車通勤をしようなんて発想が浮かばない距離です。 マウンテンバイクでも通勤は可能ですが、翌日に疲れが残りやすいためタイヤ径の大きいクロスバイクやロードバイクを導入して楽に通勤をすることを考えるようになるため思いの外お金がかかるかもしれません。 毎日のペース配分だけでなく健康管理も考える必要があり、睡眠時間が短いと始業1時間ぐらいで睡魔が襲ってきます。 睡眠時間を十分取っていても午前中は睡魔との戦いです(^^) 経路上に通勤仲間が出来るとうらやましがられる距離ですが、通勤時間もかかるので早起きをするのも戦いです(^^;) |
変人扱い。 |
25km以上 | この距離になると自転車通勤という名目で会社に向かうのではなく、自転車に乗ることを目的にしている人が多いみたいです。 自分の知っている限りでは通勤経路で25kmを超えている人は<朝練>と称して自転車で会社へ向かう世界です(^^;) ※意識と関係なく眠りに落ちている場合があります。 |
自転車通勤をしている人でも驚く。 |
自転車通勤は電車と違って行動の自由度が高いため通勤をするのが楽しく感じられるんですが、毎月x00km走るといった下らない目標を立てて自転車に乗ることを主目的にして追い込みすぎると続かなくなるため、疲れていたり調子が悪かったら素直に電車で通勤することをお奨めします。
こうやって記載するのは過去に往復80km以上の自転車通勤を行えば月に1500km以上走れるなと皮算用をして、実際に朝50km、夜30kmの往復80km以上の自転車通勤を行ったことがあるんですが、1ヶ月で体力的に続かなくなって距離を短くして最終的に朝30km程度、夜20km以上の往復50km程度で落ち着きました(^^;)
自転車通勤を始めたばかりのうちは体力的に未知数のため自転車と電車の併用で通勤をして、自転車通勤を週3回、電車通勤を2回という感じに決めて、体力に自信が付いてきたら(仕事中に眠くならなくなってきたら)自転車通勤の比率を上げるという方法もあります。
自転車通勤をするのを誰かに強制されているわけでもないし、ましてや修行しているわけでもないため、これまで苦痛でしかなかった電車通勤にかかる時間を自転車に乗って楽しんでしまうっていうのが一番いいと思いますよ(^^)b
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