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インドア大好き人間が自転車に乗り始めて嵌り、今ではどこに行くにもロードバイク
当然のごとく速く走れるわけがないんですがメンテナンス大好きなので自転車を弄ることを中心に記載しています。

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2009/10/06

雨の自転車通勤のまとめ

雨の日は危険だから自転車通勤はしないっていうのは誰しもが思うことで、自分も自転車通勤を始める前までは雨の日は自転車通勤をしないって思っていました。

ただ、こんな風に最初に決意を固めても自転車通勤を長く続けていれば天気予報が外れて帰宅時に雨に降られる事は多々あります(^^;)
気象庁等に苦情の電話を入れるのは帰ってからからでもできますが、まず会社まで乗ってきた自転車をどうするか考える必要があります。

会社の駐輪場に置いて帰るという手段もありますが、いたずらや盗難が心配で土砂降りでも自転車に乗って帰宅していました。

社内に屋根付きの駐輪場があるのなら置いて帰ってもいいのでしょうが、社内の人や近隣の住民が信用できないのなら乗って帰った方が安心できます。

雨の日の走行は予想以上にブレーキの効きが悪くなったりタイヤが滑ったりするため、晴れているときのようなスピードで走行すると止まれなくなったり、スリップして落車する危険性があるのでスピードは極力抑えて走行するように心がけましょう

とまぁ、ここまでは当たり前の話。

道路上の危険な物体

本当に気を付けた方がいいのは雨の降り始めと雨が止んだ直後です。
雨の降り始めと止んだ直後は路面が乾いている部分と塗れている部分がランダムにあるため、スピードを出しすぎるとタイヤがグリップを失って簡単に転ぶ可能性があります。

特に道路に引いてある白線類やマンホール等は塗れると滑りやすいため、ブレーキをかけた瞬間にタイヤがロックして転倒するということもあります。

同様に怖いのが線路ですが、遮断機が上がった後に漕ぎ出した瞬間に線路で滑って転倒する可能性が高いため、道路が少しでも濡れていたら面倒でも自転車から降りて線路を渡ることを強くお奨めします。

また、雨の日は道路の小石が水で浮いてタイヤに刺さって思わぬパンクをすることがあります。
雨の走行で自転車の乗り心地が急に悪くなったら早急に雨宿りできる箇所でタイヤの確認をすることをお奨めします。

数年前から増えてきている点字ブロックもかなり曲者で、点字ブロックの上に後輪が乗った瞬間にタイヤがグリップを失って落車しそうになったことがあります。
最近は横断歩道毎に点字ブロックを施設する自治体が増えてきているため、点字ブロックをみたら気を引き締めて走行することをお奨めします。

雨宿りをする決断を

ここ何年かでゲリラ豪雨と呼ばれる局地的に雨脚が強くなる豪雨が発生していますが、走行中に顔に当たる雨粒が痛いと感じるぐらいなら雨宿りをすることをお奨めします。

こういったゲリラ豪雨のほとんどは数十分程度で雨脚が弱くなるため雨脚が弱まってから自転車に乗ることをお奨めします。

経験ではゲリラ豪雨で坂道が川のような流れになっていたことや、地面が低い場所で深さ10cm以上の水たまりが10m以上続いて走行を断念せざるを得ない状況に陥ったこともあります。

こういう場所に遭遇してから雨宿りが出来る場所を探すと時間の無駄や無理な走行をして事故に遭う可能性もあるため、早い段階で雨宿りを決断することでタイムロスを抑えることも出来ます。

雨宿りをする時は必ず携帯電話等で勤務先や自宅に連絡をすることをお奨めします。

雨の日はタイヤの性能が落ちます

雨が降るとどんなに高価なタイヤを履いていても晴れの日と同じ性能を発揮できないので、普段よりスピードを抑えて走行したり、早めの減速をすることを強くお奨めします。

特に今まで雨天走行を一度もしたことが無くて初の雨天走行が自転車通勤だった場合、ブレーキの効きがかなり伸びて晴れの日と効きがまるっきり違うので注意して下さい。

自分は雨天走行のときはブレーキレバーを握り続けて減速しないで、何度もブレーキレバーを握って減速するように工夫しています。
車のLSDと同じ考えで何度もブレーキレバーを握り直すことでブレーキシューとリムの間にできる水の膜を無くしてブレーキの効きをよくするためです。

雨天走行中にブレーキをかけてザザザザと普段聞きなれない音がホイールから聞こえたらブレーキレバーを握る力を弱めて、すぐに同じ力でブレーキレバーを握るというのを繰り返すだけでもずいぶん違いますよ。

個人的な感想ですが、ミシュランタイヤは濡れた路面で滑りやすいような感じがして、何度か危険な思いもさせてもらっているので通勤用のホイールにミシュランタイヤは着けないようにしました・・・(^^;)

帰宅後に行うこと

雨天走行の帰宅後は体温が奪われているので自転車のメンテナンスをする前にお風呂に入って体を温めて、まずは風邪をひかないように予防しましょう。

お風呂上がりに自転車を丁寧に拭いて、翌日も自転車通勤をするのならタイヤに異物が刺さっていないか確認してからチェーンにオイルを差して準備を整えておきましょう。
※サドルやハンドルを10cm程度持ち上げて離すのを何度か繰り返すと、水滴が簡単に落ちるので自転車を拭く時間を短縮できますよ。
※雨天走行後はオイルやグリスが流れていることがあるため、次の休日にしっかりとメンテナンスを行いましょう。

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