トップページ
インドア大好き人間が自転車に乗り始めて嵌り、今ではどこに行くにもロードバイク
当然のごとく速く走れるわけがないんですがメンテナンス大好きなので自転車を弄ることを中心に記載しています。

  1. トップページ > 
  2. ロードバイクの組み立て方 > 
  3. リアディレーラーの変速調整をする

2010/2/20

リアディレーラーの変速調整をする

ペダルの取り付けが終わったところで各ディレーラーの変速調整をするんですが、リアディレーラーはワイヤーが適切に張ってあればそれほど調整に時間がかからずに完了できます。

リアディレーラーのストローク調整を確認する

クランクを回しながら右STIレバーの小レバーを操作してトップギア(小ギア)にチェーンを移動させます。
※クランクが回らない場合、チェーンが各プーリーに通っているか確認してみましょう
チェーンを取り付けるを参照してください。

クランクを回してガチャガチャと音がする場合、リアディレーラーのトップ側のストローク調整が甘いので再調整が必要です。
リアディレーラーのストローク調整をするを参照してください。

次にロー側のストロークの確認をするためにリアディレーラーを手で押してチェーンをローギア側に移動させます。

チェーンがホイール側に落ちるようならリアディレーラーのロー側の調整が甘いので再調整が必要です。
※チェーンが脱落するとホイールやフレームに傷が付く可能性があるので慎重に作業しましょう。
リアディレーラーのストローク調整をするを参照してください。

リアディレーラーの変速調整

シマノの取扱説明書によると、チェーンの位置がトップ側にあることを確認してクランクを回しながら右STIレバーの大レバーを1回操作してセカンドギアに入れ、セカンドギアに入った後は大レバーの遊び分だけ操作した状態でチェーンがサードギアに接触して、音鳴りする状態がベストセッティングと記載されています。

ただ、ワイヤーの初期延びが取れきっていない状態でベストセッティングにしても1000kmも走らないうちに変速調整が狂うため、この時点ではSTIレバーを操作して確実に変速できていればいいと自分は思います。

どうしても最初からベストセッティングにしたいのならこの時点で追い込んでも構いませんが、ある程度走ると変速調整をすることになってしまいます(^^;)

1000km程度走った後の点検で変速調整を煮詰めればワイヤーの初期延びが取れているためキッチリと変速調整を追い込めます。

リアディレーラーの変速調整の仕方

リアディレーラーの変速調整調整の説明ですが、写真だと微妙な位置関係が分かりづらいため図を描いてみました。

先にも説明したとおりSTIレバーを操作して確実に変速できればいいだけなので、アウターアジャストボルト(青○部分)を手で反時計回りに回して調整します。

シマノの場合、ひとつのギアが変速できるようになると他のギアもしっかり変速できるようになるため、何回かアウターアジャストボルトを回して満足できるまで調整しましょう(^^)b
※ワイヤーテンションが低いとアウターアジャストボルトをかなり回さないと変速しません。
※ワイヤーテンションが低すぎてアウターアジャストボルトを緩めすぎてしまうようなら、シフトワイヤーの張り直しをしまょう。

変速調整がうまくいかない時の確認

自転車店の店員さんからシマノ製品は下のグレードでも変速調整が決まりやすい、と聞いているため変速調整がうまくいかない時は以下の点を確かめてみましょう。

※真後ろから見てフレームが歪んでいるようなら個人で修正できないので、自転車店に持ち込んで調整してもらう必要があります。

==関連記事==
ロードバイクに使うパーツの指定トルク表
ネジの締め方
リアディレーラーのプーリーをBBB製に交換する
リアディレーラーをフレームに取り付ける
リアディレーラーの変速(ストローク)調整をする
STIレバーにシフトインナーワイヤーを取り付ける(内装式)
STIレバーにシフトインナーワイヤーを取り付ける(外装式)
リアディレーラーにシフトインナーワイヤーを取り付ける
リアディレーラーのBテンションボルトの調整をする