2010/2/13
リアディレーラーを取り付けたらストローク調整を行うんですが、シマノの取扱説明書にはインナーワイヤーを張った後にストローク調整を行うように記載されています。
シマノの説明書どおりインナーワイヤーを張ってからでも作業が出来るんですがローギア側のストローク調整はシフトワイヤーの張り加減によって左右されるため、シフトワイヤーの初期伸びが取れていない状態だと後々に調整が狂って再調整をすることになります・・・。
他にもチェーンを取り付けた後はストローク調整をしづらいため、この段階でリアディレーラーのストローク範囲を確実に決めておいた方が変速調整を行う上でも簡単です。
ロードバイクの後ろから見て、図のようにガイドプーリーがトップギアの外側に対して水平になるようにトップアジャストボルトを+ドライバー で調整します。
※ボルトを回した方向と逆にプーリーが動くので混乱しないようにして下さい。
※調整する時は90°ずつ回して位置を確認しながら作業しましょう。
拡大写真
ワイヤーを張っていないので手でリアディレーラーをロー側に動かして、ガイドプーリーがローギアの真下になるようにローアジャストボルトを+ドライバーで調整します。
※調整する時は90°ずつ回して位置を確認しながら作業しましょう。
拡大写真
各アジャストボルトの+ネジはサイズが小さいドライバーでも回せますが、トルクをかけすぎるとネジの頭を舐める可能性があるので適正なサイズのドライバーで作業することをお奨めします。
作業をする時はプーリーの位置を確認しやすいように床に白い紙(取扱説明書等)を敷いておくとプーリーの位置の確認がしやすくなって作業効率が上がります。
ストローク調整を完璧にやっておくとリアディレーラーの変速調整が簡単に終わるため時間をかけて調整をしておくことをお奨めします(^^)b
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