2010/2/14
ペダルはロードバイクに取り付けるパーツ類の中で最も大きな締め付けトルクを必要とするパーツで、トルク不足のまま走行すると発生場所が分かりづらいカチカチと耳障りな異音がする原因になるためキッチリとトルクをかけて取り付けるようにしましょう。
ペダルは右と左でネジの切り方が違っているため間違って(無理矢理)取付けるとクランクの雌ネジをつぶしてクランクをダメにしてしまうのでペダル軸にある刻印を確認してから取り付けましょう。
メーカーに関係なくペダルの取り付けには35Nm以上という大きなトルクが指定されているため、モンキースパナで本締めを行うとモンキースパナのあご部分が緩んでペダルをダメにしたり、フレームやクランクに傷が付くだけでなく転倒してケガをする恐れもあるのでペダルレンチを使用して作業することをお奨めします。
ホーザン ペダルレンチ |
工具セットについているようなペダルレンチはプレスの打ち抜きが多いため、何度かペダルを付け外しすると工具自体が作業時のトルクに耐えられなくて破損する
事があります。ホーザンのペダルレンチのようにがっちりしている工具だと、ペダルが固着して外れないときにペダルレンチに乗ってグイグイ体重をかけながらでも作業をすることが出来るぐらい頑丈です(ホーザンのペダルレンチを使っている自転車店が多いのも信頼の証ですね)。
ペダルを取り付ける前にペダル軸にグリスを塗り、最初は工具を使わずに手で回せるところまでクランクに取り付けます。
手で回らなくなってからペダルレンチを使って本締めをするんですが、このままだと力が逃げてしまうためリアのブレーキをかけながら本締め(35Nm以上)を行います。
作業を行うときは図のような角度でペダルレンチをペダル軸に嵌めると作業が行いやすく、力もかけやすいですよ(^^)b
ペダルによってペダルレンチではなく六角レンチを使用して取り付けるタイプもあり、作業方法自体は変わりませんが六角レンチで作業するとトルク不足になることがあるため、体重をかけて確実に本締めを行うようにしましょう。