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インドア大好き人間が自転車に乗り始めて嵌り、今ではどこに行くにもロードバイク
当然のごとく速く走れるわけがないんですがメンテナンス大好きなので自転車を弄ることを中心に記載しています。

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2009/6/1

フレームの洗浄をする

ロードバイクをきれいに乗るには洗車とワックスがけは欠かせませんが、洗車とワックスがけ作業は時間がかかるためフレームとフォークをガラスコーティングをすることで後々の面倒な作業を省こうというのが目的です。

ロードバイクを組み立てるために何もパーツが付いていない状態の新品フレームを入手しているだけに、この状態をできるだけ維持するのであればフレームの清掃だけでなく、フレームとフロントフォークに市販の簡易ガラスコーティング剤を使ってガラスコーティングを施しておけば新品に近い状態のまま維持できます。

通勤や街乗りに使うロードバイクにまで簡易ガラスコーティングを行うのはバカな行為だと思う人がいるかもしれませんが、考え方は人それぞれなのでバカらしいと思う方は飛ばして下さい。

簡易ガラスコーティングを行う理由

最初にガラスコーティングとワックスがけでどう違うか簡単に説明しておきます。

ワックスと異なる艶になる程度なら面倒なガラスコーティングをわざわざ行いませんが、ガラスコーティングを行うと傷が付きにくくなったり、洗車をする手間が省けるので行うんです。

傷は走りの勲章と思っていたり洗車が三度のご飯より好きな人にガラスコーティングは向きませんが、自分みたいにきれいな状態のロードバイクに乗りたいのに洗車が嫌い、もしくは洗車をするぐらいならロードバイクに乗っていたいっていう人は、ロードバイクを組み立てる前に少しだけ時間をかけて簡易ガラスコーティング作業を行えば後々に楽ができるというわけです(^^)b

フレームの洗浄を行ってワックスを落とします

新品のフレームは艶もあってツルツルしてきれいなんですが、これはメーカーの方で出荷時にワックスが塗られているからです。

主なフレームは塗装に油性塗料を使う都合で塗装面には若干油分が残り、その上にワックスを塗り重ねるため油を塗り固めている状態で出荷されています。
更に輸送中に梱包材の汚れ等が付着しており、こういったワックスや汚れが付いたままの状態でガラスコーティングを施すと曇りの原因になってしまうため、新品であろうと問答無用でフレームの洗浄を行います。

洗車をする前にフレームだけの状態にしておきたいので、フレームに付いているボルトやパーツは全て外しておきます。
フレームやメーカーによっても違いますが以下のようなボルト類が付いているので参考にして下さい。

洗う順番としては洗う面積が小さくフロントフォークから行って、次にフレームを行うことをお奨めします。
フロントフォークを先に洗うのは面積が小さいので洗いやすいのとワックスが落ちた状態を確認しやすいからです。

メーカーによってワックスを塗ってある量が異なっているだけに先にフロントフォークを洗ってどれぐらい洗えばワックスが落ちるのか分かっていれば、フレームでも同じように洗えばいいだけなので手間を省くことが出来ます。

自転車の洗車方法写真はフロントフォークですが、洗車方法は風呂場等の水が使用できる屋内の広い場所で、柔らかいタオルに台所用中性洗剤をかけて表面を丁寧に拭くような感じでゆっくりと洗います。
※柔らかいタオルを使用するのは塗装面を痛めないするための配慮で、屋内で行うのはホコリや風による汚れの再付着防止対策です。


これぐらいで塗装は痛まないなんて思っている人はけっこういるようですが、塗膜は想像以上に脆くて傷が付きやすいので過敏になるぐらい慎重に作業したほうが最終的にきれいに仕上がります。
ばかばかしいかもしれませんが乱暴に扱って組立て前に傷を付けて後になって落胆するよりも、面倒であっても細心の注意をしてきれいな仕上がりを目指した方がいいと思っています。

フレームにBBが取付けられているようならBBのベアリングに水が浸入しないようにラップを幾重に重ねてゴムで縛り、BB付近を洗うときは細心の注意をして水や泡がBBに直接かからないように丁寧に洗いましょう。
何も付いていないフレーム場合は他の箇所と同じように洗っても問題ないです。

満足するまで洗ってフレームにBBが付いていないのならシャワーを使って豪快に泡を洗い流しても問題ないです。

フレームにBBが付いている場合はシャワーを使用せず、バケツ等にお湯を入れて丁寧に手でかけながら泡を流します。
これはBBがフレームに付いているということもあるんですが、シャワーを使用して泡を流すと水圧でBBのベアリングに水が浸入したり、各チューブの内側に水が入ってBBのベアリングが内側から塗れるのを避けるためでもあります。

泡を洗い流したらフレームを柔らかいタオルで押さえて水滴を吸収させます。

このとき気を利かせて新品のタオルで拭かないことが重要です。
新品のタオルは吸水性が悪いだけでなく、タオルの繊維が硬いので塗装面に細かい傷を付けることになるので必ず何度か使用したことがあるタオルを使って拭くようにしましょう。

普段入浴後に使っているバスタオル等で丁寧にフレームを押さえて水分を吸収させるのがお奨めです。
※洗車をしてワックスが落ちているので柔らかいタオルであっても強く拭けば微細な傷の原因になるので押さえるようにして水分を吸収させます。

洗ったフレームを触ってみて洗車前のようなツルツルした手触りが無くなっていればワックスと塗料の油分が取れていると考えていいと思います。 全てのチューブを触って手触りが変わらない部分があるようなら面倒でも再度洗車を行いましょう(^^;)

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