2010/9/16
シートポストをフレームに取り付ける前にシートクランプをフレームに取り付けておくんですが、シートクランプにも向きがあるので気をつけて取り付けて下さい。
シートポストにカーボン素材を使用した製品が多くなってきて、カーボン製シートポストに対応したシートクランプも登場してきました。
カーボン製シートポスト対応のシートクランプは取り付け後の位置関係が下の図のようにメーカー毎に異なるので不明な場合は必ず自転車店の店員に聞いたり、説明書を確認してから取り付けたほうが無難です。
取り付け方を誤ってカーボンシートポストを破損するのはイヤですからね(^^;)
旧来のシートクランプとカーボン対応のシートクランプの違いは力が一点に集中しないように斜めに切り込み(割り)が入っているため、シートポストを巻き込むようなに締め付けるのでシートポストの破損がしづらくなっているらしいです。
※オーバートルクで締め付ければカーボンシートポストは破損するので、締め付けトルクオーバーにならないように慎重に作業しましょう。
シートクランプの取り付け方は5mmか4mmの六角レンチでシートクランプのボルトを一番緩めた状態でフレームに押し込むだけです。
※ボルトを締めるのはシートポストを差し込んでから行います。
この赤いカーボンプレップには若干問題があって赤に着色されているのが原因でカーボンプレップを塗った部分が経年変化でカーボンが赤く染まるというのを見たことがあります。
ファイバーグリップ |
赤く染まったカーボン製品なんて中古で売ろうにも買い叩かれる原因になる
し、サドル高を上げようと思ったら赤く染まっていたとかイヤですからね・・・(^^;)フィニッシュラインのファイバーグリップは個人で使うには一生分ぐらいあるんですが、透明なのでカーボンが染まるようなことも無いし、たっぷり塗って使ったりカーボンハンドル等にも使えるのでお奨めです。
シートポストをいつものサドル高にセットしてからシートクランプのボルトを仮締めして、サドルとトップチューブを見比べてサドルが左右に曲がってないか確認して4mmもしくは5mm六角レンチでシートポストの適正トルクで締め付けます。
※シートクランプによって使用する六角レンチが異なります。
ボルトを締め付けたらシートポストに塗布したケミカルの余剰分がシートクランプにはみ出ているはずなので拭き取っておきましょう。
※自分はシートポストがアルミ製のときは8Nm、カーボン製のときは6Nmでシートクランプを締め付けています。
カーボン製シートポストをオーバートルクで締めると破損や事故に繋がるため、使用するカーボン製シートポストの適正トルクが不明なときは自転車店かメーカーに必ず尋ねてから作業することをお奨めします。
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