トップページ
インドア大好き人間が自転車に乗り始めて嵌り、今ではどこに行くにもロードバイク
当然のごとく速く走れるわけがないんですがメンテナンス大好きなので自転車を弄ることを中心に記載しています。

  1. トップページ > 
  2. ロードバイクの組み立て方 > 
  3. サドルの水平を出す

2010/9/27

サドルの水平を出す

シートポストをフレームに取り付けただけでは必ずサドルが前後に傾いていているため、普段どおりのポジションになるように調整を行います(サドルは水平に取り付けるのが基本なので水平の出し方を記載します)。

サドルの水平の出し方

サドルの水平の出し方サドルは水平にして乗るのが基本ですが前下がりが乗りやすい人や、後ろ下がりの方が乗りやすい人もいて千差万別です。

最初はサドルを水平にして乗ってみて、ある程度走りこんで気になるようなら徐々にサドルの傾きを補正していった方がいいと個人的に考えています。

図のようにロードバイクを水平な位置に置いて、サドルより大きめの板をサドルの上に乗せて水準器等を使用してサドルの水平を調整します。

サドルの形状によっては座面が極端に湾曲しているサドルもあり、こういったサドルを使用する場合は水平を出すための適正な位置をロードバイク店かメーカーに尋ねてから作業した方が無難です。
※サドルのセッティングを間違うとロードバイクに乗っている最中に股間に激痛が走る拷問サドルと化すので作業は慎重に行いましょう・・・(^^;)

作業をするときは誰かにロードバイクを抑えておいてもらうのが安全ですが、一人で作業するのならサドルは前後の傾きは調整できても左右の傾きは調整できないのでロードバイクが水平になっている状態で立てかけられれば問題ありません。
※使い込んだサドルの左右の傾きが気になるようなら水準器を90度回転させて確かめれば簡単に確認できますが、極端に左右どちらかに傾いているようなら故障の原因になりかねないので新しいサドルに交換することをお奨めします。

重要なのはロードバイクを水平な位置に置くことで、最初の水平の位置が狂っていると後の作業が全て狂うので注意してください。
水平な場所が存在しない場合は極力水平な場所を探して作業し、乗ってみて違和感があれば微調整するようにしましょう。

サドルの上に雑誌は置かない

自転車雑誌ではサドルの水平を出す際に厚い雑誌や本をサドルに置いてと記載しているを見かけますが、個人的にこの方法は止めた方がいいと思います。

週間少年漫画雑誌程度の厚さの雑誌でもサドルの上に置いても紙質が劣悪なため紙の縦目・横目に関係なく雑誌が自信の重さで撓んで水平になりません(ロードバイク雑誌程度の厚さでは自重で確実に撓みます)。
フィジークのアリオネのように表面が水平なサドルなら問題ないかもしれませんが、表面が水平に作られている仕様のサドルってあまりありませんからね・・・。

堅牢に装丁された本を置くことが前提にしているんでしょうが、ロードバイクに使用するようなサドルより大きい装丁された本ってなると高価な画集になるため、サドル調整時に誤って高価な画集を落下させたら画集が汚れるだけでなく、落下時にフレームに当たったら画集の重さでフレームが凹んだり傷が付く危険性があるので雑誌や本では怖くて作業を行えません。

そんなわけで上記では板を使用して作業をするように記載しているんですが、近所にある材木屋に行ったらサドルより大きい10mm程度の厚さの板(端切れ)を貰えたためサドルの水平を出すときはこの板を使用しています。
ホームセンター等でも同様の板を端材として安価に売っているので資材コーナー等を探してみるといいかもしれません。

==関連記事==
シートクランプの逆付け
サドルをシートポストに取り付ける
シートクランプとシートポストをフレームに取り付ける