2010/1/30
新品のチェーンは防錆用のオイルがたっぷりと付いていて、このまま取り付けてチェーンオイルを挿してもチェーンの動作が悪くなるだけなので取り付け前にチェーンを洗浄しておきます。
使い古したチェーンはチェーンが伸びていて変速調整がうまくいかなかったり、チェーンの汚れでせっかくの新品のパーツやフレーム等も汚れてしまうことになったり、チェーンの伸びが原因でチェーンリングが変磨耗をする原因になるため、よほど予算に困っていない限りロードバイクを組み立てる際は新品のチェーンを使用することをお奨めします。
一般的な新品のチェーンの洗浄方法はパーツクリーナーをウエス等に吹き付けてチェーンを何度も拭き取って落とす、という方法が有名ですが、この方法は予想以上に手が汚れるので個人的に嫌いな方法です。
他に有名なのは灯油やガソリンにチェーンを一晩漬け置くという方法ですが、この方法はチェーンリング内部のグリスが溶け出してチェーンの性能が劣化するため絶対に行わないで下さい、とシマノの営業さんから聞いている方法です。
しかも、ガソリンは引火性の高い危険物ですしね・・・(^^;)
今回行う方法は上記のような方法ではなく、図のように飲み終わった清涼飲料水のペットボトルの中にチェーンを入れて、パーツクリーナーをペットボトル内に吹いてクリーナー液をある程度ためてからシェイクするという方法です。
この方法だと手を汚さずに綺麗にチェーンに付いている防錆オイルを落とすことが出来るんですが、ペットボトルを上下に振ると騒音がすごい割りに防錆オイルの落ちがよくないんですが、ペットボトルを回転させてシェイクすると音もほとんど出ないで防錆オイルが良く落ちるのでお奨めです。
シェイクする時間や回数は好みで構いませんが1分間程度シェイクしてからペットボトルから汚れたパーツクリーナーを出して、もう一回パーツクリーナーを吹いてチェーンをすすぎます。
下の写真のシェイク後の方は一回目のシェイクが終わった後ですが、シェイク前は透明だったパーツクリーナーが真っ黒になっているのが分かると思います。 ※ペットボトル内に清涼飲料水の残りが入っているとベタつく可能性があるため、作業を行う前に中性洗剤を入れてシェイクして中を洗ってから作業することをお奨めします。
洗浄が終わった後のチェーンはペットボトルから取り出しづらいため、ハサミかカッターナイフ等でペットボトルを切り裂いてチェーンを取り出しましょう。
どうせ、後は捨てるだけですからね(^^;)
洗浄が終わったチェーンはウエス等で綺麗に拭いてパーツクリーナーが乾いているのを確認してから取り付けを行います。
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