2010/10/21
ロードバイクが完成したらすぐに乗ってどこかに出かけたくなるかもしれませんが、ちょっとだけ我慢して初期トラブルに対応できるだけの装備をしてから出かけるようにしましょう。
試走で十分距離を走っていたりローラー台でポジションを煮詰めているのなら初期トラブルが発生する可能性はかなり低くなるんですが、ある程度の距離を走行しないと分からないこともあります。
六角レンチ一本が無い羽目に押して帰るなんていうのは避けたいですからね・・・(^^;)
名称 | 用途 |
---|---|
パンク修理キット | 初期トラブルとは関係なくこれだけは持っていきましょう(^^) 普段乗っているときに持っていくもの一式でOK。 |
携帯ポンプ | パンク修理キットを持っていてポンプを忘れたなんて笑い話は良く聞きますが、実際にやるとシャレになりませんよ(^^;) 普段乗っているときに持っていくものでOK。 |
4mm六角レンチ 5mm六角レンチ | 携帯工具ではトルク不足に陥る可能性があるため、組み立てに使用したちゃんとした六角レンチを持っていきましょう。 サドルの固定、ワイヤー類やハンドル関連のゆるみ等で使用します。 |
+ドライバー | 携帯工具ではフロントディレーラーのネジを締めるのが難しいので組み立てに使用したドライバーか、全長が短いスタビードライバーを持っていきましょう。 |
ティッシュペーパー | ロードバイクを弄ればそれなりに手が汚れるので、新品のロードバイクを汚したくなければ持っていった方がいいですよ(^^)b |
10,000円札 | 思いもつかないトラブルが発生して、自転車店に持ち込んでも修理代がないと話しにならないので諭吉さんは必ずは持っていきましょう。 どんなに足元を見られても諭吉以上取るような自転車店はないでしょう。 ※事故等で修理金額が高額になるのであれば\3,000程度払って帰宅し、修理完了後にロードバイクを引き取るという選択もあります。 |
初走行のときは短い距離を走行して組み立てに問題ないことが分かってから距離を伸ばしていけばいいため、どんなトラブルが起きても歩いて帰宅できる距離にしておけば自転車店の場所もある程度分かっていると思うので気楽に走行できます。
ちなみにこの10kmという距離ですが、過去に家から18km先で手が付けられないトラブルが起きて、自転車店の場所が全く分からず8月の炎天下を8km押して行った自転車店が休みで、近くの交番で自転車店を教えてもらって更に2km押してヘロヘロになった経験があるからです・・・(^^;)
そんなわけで何とか押せるボーダーラインは10km程度だと思っています。
普通の靴で徒歩10kmなら3時間程度で歩けますが、SPDシューズを履いて自転車を10km押すのは目安として約4時間ぐらい(20000歩〜25000歩)ですかね。
SPD-SLシューズは歩きにくいので途中で普通の靴を買った方がいいかもしれません・・・(^^;)
初期走行では速く走るのではなく、ロードバイクが組み立てが完全に出来ていることを確認することが重要です。
最初はブレーキの効きの確認から始め、次に変速が完璧に行えるかチェックし、問題がなかったら普段走行しているスピードまで上げてから停止するブレーキングのテストを行って制動感覚を掴んでから普段通りに走行しましょう。
※少しでもハンドル周りにガタ等の違和感を感じたら、ロードバイクから降りてハンドル周りの増し締めを行いましょう(特にカーボンハンドルを使用している場合は要注意です)。
初期走行なので無理をせずに30km程度走行したら帰宅し、帰宅したら自転車を3cm程度持ち上げて地面に落下させて異音がないことを確かめます。
異音がするようならボルト類が緩んでいるので増し締めを行いましょう。
最初の300km程度ぐらいまではワイヤーが伸びてブレーキの効きが悪くなったり変速の調子が悪くなることが頻繁にあるので、先に記載した表の装備品を必ず持って短い距離の走行を繰り返して問題がないようなら表の下から順に装備品を減らしましょう。
ボルト類のゆるみチェックは1000km程度走行するまでやっておいた方が賢明です。 なんにせよ、自分の組み立てを過信しないことです。
自転車店によって点検を行う期間がまちまちですが一般的な自転車店だと納車から一ヶ月で点検をするか、1000km〜1500km程度の走行で初期点検を行っているため、この辺を目安に初期点検をするといいかもしれません。
日常的に乗ってワイヤー類の伸びや変速調整は走行の度に調整していても、初期点検の時は頭を切り換えてブレーキの効きや変速調整を煮詰めてみましょう。
変速調整を煮詰めたら各ボルトが緩んでいないか増し締めをして初期点検は終了です。
こういった点検は2000km〜3000km毎に行っておけば、自分で組んだロードバイクでも安心して今後も走行できます。