2012/9/21
当初は前回の記事に一緒に記載する予定だったんですが、記載している途中で記事が間延びしていることに気づいたので翌日の記事に書こうと思ったんですが、なんか他のことを書いていたら今回まで延びてしまいました(^^;)
先日、シートポストを外した際にけっこうな長さがシートチューブに入っていることを再確認し、併せて自分の脚の短さも再認識するわけで・・・。
なんとなくシートポストを見ていて滅多に外さないんだからついでに切ってしまおうか、という感じで70mm程度切ってみました。
ただ、シートポストを切っても走りは何も変わらないんですよね・・・。
こういうことが分かっていたからシートポストを切らずに放置していたんですが、70mm程度カットしたので35g軽くなりましたけどね(^^;)
記事というかネタとしては上記だけで終わりなんですが、これで終わりと思う人もいるかもしれないのでカットする方法の説明も記載した方が記事の長さ的にいいかもしれないなんて考えがよぎったんですが、カーボンを切るだけの簡単な作業に説明なんて必要ないだろうと思って写真を撮ってないんですよね(^^;)
今回は記事としてはあまりにも短すぎるため、以前撮った写真と画像で説明を記載してみようと思います。
シートポストは切りすぎるとシートチューブに入る部分が少なくなって強度的な問題が発生するため、余裕を持って切るのがお約束です。
どれぐらい余裕を持つかっていう厳密な決まりはないと思うんですが、シートチューブとシートステイの接合部から20mm〜30mm程度下になる長さなら問題ないというのを何かで読んだ記憶があるので、右の図のようにフレームにシートポストを当ててどれぐらいの長さにすればいいか見当を付けてマジック等で目印を付ければOKです。
だいたい普段シートポストを出している長さから60mm〜70mm程度残せばいいんですが、ポジションを変更したりフレームを買い換えた後も使いたいのであればもう少し余裕を持っておいてもいいかもしれませんね。
バイクハンド ソーガイド |
見えない部分だからガタガタになっても気にしないっていう男気があるのなら構いませんが、ソーガイドを使用せずにカーボンパイプをカットすると表面や切断面がガタガタになって切り終わった後に落胆するぐらい汚くなります・・・。
写真の様にソーガイドを目印に合わせて固定します。
青○部分に金ノコの歯を入れて切るので、ここから目印が見えれば問題有りません。
カーボンをカットするのはカーボン専用の歯で切るのが理想なんですが、値段が高くて入手製が悪いので自分は難燃素材用の歯でカットしています。
難燃素材用の歯は鉱物をカットするための歯なのでカーボンみたいな樹脂なら簡単に切れてしまいます。 値段もカーボン専用の歯に比べたら遙かに安いし、ホームセンターで手に入りますからね。
ソーガイドを固定したら次はカットするだけですが、使っているカーボンや歯によって切りづらかったり、あっけなく切れたりすることがありますが、今回カットしたRitchey(リッチー)製のカーボンポストはあっけないぐらいサクサク切れました(^^;)
カット中はカーボンの粉が飛散するので飛散物を吸い込まないようにマスクを付けながら屋外でカットすることをお奨めします。
カットが終わったらシートポスト内部にカットした粉末が入っているのでエアーダスター等を吹き付けて飛ばします。
最後に右の図のように切断面を整えるために#320〜#600の紙ヤスリ(非耐水)を当て木に巻いて綺麗に慣らし、断面のカーボン繊維がほつれないように瞬間接着剤を塗布して完了です。
切断面を仕上げた画像バイクハンド ソーガイド |
一連の作業は慣れてしまえば30分もかからずに終わりますが、カットに使っている歯やカーボンの硬さによって作業時間が多少変わるかもしれません。
自転車店に作業を依頼するとアルミのシートポストなら1,000円〜2,000円程度の工賃で、カーボンシートポストの工賃は若干高くなります。
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