2012/9/19
フロントハブが安く手に入ったので練習用に新しいホイールでも組もうと思い、DTスイスのサイトを見に行ったらラインナップが更新されていて驚きました。
今までRR415とRR585が最上位の製品だったんですが、来年からRR440という製品が最上位に加わるらしい。
スペックを見ると重量は440gでリムの高さはRR415と変わらないけど幅が広がってホール数が20からになっているので、RR415より強度を増したものと推測できます。
RR440にはもう一つあってアシンメトリー(左右非対称)リムがラインナップに追加されてました。
左右非対称のリムは完組ホイールはけっこう見ますが、手組みホイール用としてラインナップされたことに驚きました。
スペックを見ると重量は450gでホール数が24からなので24本のスポークで後輪を組めるってことですね。
DTスイスのスポーク長計算ツールにRR440が入っていないので現状ではスポーク長がどうなるかわからないんですが、左右非対称ってことは今までみたいにおちょこ量を考慮せずに後輪を組めるってことですよね?
リムだけでなくハブにも新製品が加わっていて240と350にストレートプル仕様のハブがラインナップに加わってました。
右の写真を見ると見た目はシマノの完組みホイールに使われているハブみたいな感じで、先のRR440と組めば完組ぽいような手組みホイールを組むことも出来そうですね。
ただ、ホール数は240が前20・後24のみ、350が前24・後28のみとなっているので自由度は少なめです。
写真で見る限りではフリーはシマノの11速対応にもなっていて、スペーサーを入れることで10速にも対応できるみたいです。
このハブを使えば単品のカーボンディープリムでも完組みたいな感じに組むことが出来るようなるだけに、その辺を見越した製品なんですかね。
ただ、惜しいのが現状ではDTスイスのストレートプルスポークはコンペティションしか無いってことです・・・。
軽量スポークのエアロライトにストレートプルがラインナップされれば、色々な面で手組みホイールも変わってくるんじゃないかと思うんですが、全てDTスイス製にこだわらなければストレートプルスポークの選択肢もありますからね。
DTスイスのリムに対抗してマビックあたりが対抗心を燃やして同様のアシンメトリーリムを投入とかしてくれるとおもしろくなるだろうし、シマノやカンパニョーロがストレートプル仕様のハブを出してくれると選択肢の幅がもっと広がると思います。
カンパニョーロはハブの製造をやる気がないみたいですが、シマノにはストレートプル仕様のカップアンドコーンのハブを出してもらいたいですね。
当然ですが、デュラエースだけでなくアルテ以下のクラスでもね(^^;)