2012/02/16
変速機が付いている自転車に乗っていてリアの変速の調子が悪いな、と思ったときに以下の調整方法を覚えておけば工具なしで変速調整を行うことができます。
リアディレーラーの変速調整はアジャストボルトを手で操作するだけで出来るため工具は必要ありません。
リアディレーラーには+ネジがあるんですがチェーン落ちが発生するときに使用するものなのであまり気にする必要はありません。
図のようにディレーラー本体にネジがあるため回せば調整できるんじゃないかと思っていじりたくなってしまいます。
このリアディレーラーに付いている調整ボルトはウーリーケージの移動幅を調整するためのものなので、変速時にチェーン落ちが発生する時以外いじらないことをお奨めします。
※ヘタにいじるとチェーン落ちをするようになったり、ローギアやトップギアに変速ができなくなったりします。
チェーンがロー側に落ちた際にリアディレーラーがホイールに巻き込まれてディレーラーやホイールが破損することもあり、カーボンフレームだと最悪の場合フレームが全損することも希にあるだけに必要なときだけいじるようにして下さい。
リアディレーラーの変速不良の主な原因はインナーワイヤーが伸びていることに起因するため、図の位置に調整ボルト付いているため、この調整ボルトを回すことでインナーワイヤーの張りが調整できるので変速不良はほとんど改善できます。
調整ボルトは1/4回転回して変速操作を行い、全てのギアで変速が確実に行えるか何度も確かめながら作業します。
調整ボルトは後輪側から見て調整するとネジの回転方向とリアディレーラーのケージの移動が同一になってイメージがつかみやすいので、作業になれないうちや調整していて訳が分からなくなったら後輪側から見て作業することをお奨めします。
調整ボルトを一気に回すとドツボに嵌るため、必ず1/4回転ずつ回して変速操作をしながら調整することをお奨めします。
変速調整は自宅で時間のあるときに作業するか停車してじっくりと調整した方がいいんですが、自転車通勤等で時間に追われている時は信号待ちの間に自転車から降りて調整ボルトを1/4回し、次の信号までに何度か変速して調子を確かめるという感じで信号待ちの度に調整して変速を追い込むこともできます。
慣れてくるとどれぐらい調整ボルトを回せばいいか分かってくるため、1回〜2回で追い込めるようになりますよ(^^)b
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