2011/7/13
右のBBカップ同様にカップの内側に塗ってあるグリスが中途半端だったのが気に入らなかったため、クランクを嵌める前にこのグリスを拭い去ってデュラエースグリスをたっぷり塗りました。
左クランクを嵌める前にウェーブワッシャーをカップ内に入れてからクランクを嵌めます。
個体差かもしれませんがクランク同士を嵌めるボルトを左クランクに手で締めるとギスギスするような感じがするので、タップを切り直そうか迷ったんですがクランク同士の勘合が弱くなるのを警戒して、ボルトを数回手で締めたり緩めたりしてネジ山に馴染みを出してから左クランクを嵌めています。
ボルトを締め付ける前にクランクが右クランクと180°違いになっているか確認します。
※ウルトラトルク方式は中央の溝が同一間隔なので、異なった角度で勘合することが可能なので注意しましょう。
これも個体差かもしれませんが、左クランクがBBカップに嵌りづらかったので、右クランクの溝と軽く噛むまで軽くプラスチックハンマーで叩いて嵌めました。
この後にボルトで勘合するので、溝が軽く噛んでいればボルトを締めることでBBカップの奥まで入っていきますからね(^^;)
取扱説明書には酸化を防ぐために固定ボルトのネジ山にロックタイト222を使うこともできますと記載されていますが、数ヶ月以内にクランクを外す予定なので今回はグリスを塗って組取り付けることにしました。
左クランクを嵌めたら右クランクに開いている穴から締め付けボルトを挿入し、更に専用工具UT-BB110を挿入して10mm六角レンチで42Nm〜60Nmで締め付けます。
ボルトを締め付けていくとクランクが供回りするので、クランクを左手で押さえながら10mm六角レンチに延長パイプを挿入してキッチリと本締めをしました。
※専用工具UT-BB110を使用せずに10mm六角レンチの長い方を挿入してボルトを締め付けることも可能ですが、指定トルクがかなり強力なのでボルトが締め付け不足に陥って事故の原因になるので素直に専用工具を購入することをお奨めします。
※同じウルトラトルク方式でもスーパーレコードのチタンスピンドル仕様に使われているチタン製ボルトは逆ネジで、ボルトの頭に締め付け方向が刻印されているので確認してからボルトを締め付けましょう。
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