2013/4/9
ここのところ天気や気温の変化が著しく自転車に乗ろうと思えば雨や風で乗れず、天気が安定していると気温の変化で体調をおかしくて自転車に乗れず・・・。
とまぁ、こんな感じだったので更新を少し休んで体調を整えていたんですが、少し前に交換したユッチンソンのエキノックス2も200km以上乗ったので使用感を記載してみようと思います。
自分は普段からそんなにスピードを出してコーナーを曲がったり坂道を上るために山へ行くということをしないため、普段使用するタイヤには値段が安い、寿命が長い、それなりにグリップする、耐パンク性能が高い、転がり抵抗が低いの順で重視しています。
これまで使用していた中で練習用タイヤとして気に入っていたのはミシュランのリチオンなんですが、リチオン2になってからいい評判を聞かないため、新たに練習用に使えるタイヤでいいのがないかそれなりの値段のタイヤを買って試しています。
これまで使用していたクリリオンは値段以外では合格で、他にはビットリアのルビノプロ3も値段が安い、寿命が長い、転がり抵抗も低い、それなりにグリップする、乗り心地もいいので要求を満たしていました。
ただ、ルビノプロ3は雨が降ってくると極端にグリップが落ちてかなり怖い思いをしたので新たに購入するのを見合わせました・・・。
こういったタイヤの性能は実際に使ってみないと分からないので自転車仲間や自転車店の店員さんに評判を聞くことになるんですが、メーカーの謳い文句をオウム変えしするだけの役に立たない店員ばかりの自転車店もあれば、なるしまフレンドの店員さんみたいに自分自身で使った感想や比較対象と共に教えてくれる自転車店も存在します。
ずいぶん前に練習用タイヤになるしまフレンドの店員さんから練習用にエキノックスを薦められたことがあって気になっていたので、今回はエキノックスからエキノックス2になって値段もそこそこ安い事にも惹かれて使ってみようというわけです。取り付けとかに関しては練習用タイヤとしてユッチンソン エキノックス2を使うに記載しています。
エキノックス2のラベルには空気を入れる目安として体重別の推奨空気圧が記載されていて、60kgは87psi、65kg〜75kgは94psi〜108psi、80kg以上は116psi〜123psi以上と親切に記載されているんですが、タイヤには最高空気圧が110psiとなっているんですよね・・・。
これって現在自転車で痩せる計画を絶賛実施中で80kg以上ある身としてはどうしろって事なんですが、今まで使っていたミシュランのクリリオンと比較したいので今回は同じシュワルベのチューブ(新品)を使い、空気圧も同じ105psiにしていつも走っている多摩川サイクリングロードを約40km試走してみました。
まず、一漕ぎ目で分かったのが漕ぎ出しの軽さです。
値段から考えてもっともっさりと進むだろうと思っていただけに、今まで使っていたミシュランのクリリオンより圧倒的に軽くスッと進んでくれたので少し驚きました。
400m程度走ったところでちょっとした小石や段差程度では跳ねずにむにゅっとした違和感があり、空気圧が低いんじゃないかと思い信号待ちで降りてタイヤを確認したほどなんですが、空気は抜けていなかったのでこういう乗り心地なんだと思って多摩川サイクリングロードへ向かいました。
途中で工事中の道があって舗装が悪い道だと普通のタイヤと同様に振動が伝わってくるので走り始めは少し違和感があったんですが、ロードノイズもほとんど無く慣れてくると乗り心地はとてもいいタイヤです。
グリップに関しては取り付け直後から50km以上走らないと滑る感じがするため無理な走りは絶対にしない方がいいと思います。
100kmを超えた辺りからサイクリングロードや街乗りをするには問題がない程度のグリップを発揮しはじめたため、100kmを超えれば問題なく使えるようになると思います。
雨天走行をしていないのでグリップに関しては分かりません。
とまぁ、ここまでいいことを記載してきましたが、新品状態で取り付けると手がベタベタするぐらい表面にタイヤ保護のためのワックスが付いていたため、多摩川サイクリングロードに着くまでにタイヤの表面に桜の花びらが少し付着してブレーキをかけるときに気を遣ったのでタイヤを取り付けた直後の走行は路面に気を配って走行した方がいいと思います。
多摩川サイクリングロードに着く頃にはタイヤの表面に異物が付くこともなく走れるようになっていたんですが、エキノックス2で試走をした初日は今までと同じ感覚でブレーキをかけると20cm〜30cm程度制動距離が伸びていたため、ブレーキを普段よりも強めにかけて乗っていたら手の平に水ぶくれが二カ所出来てしまいました・・・orz
根本的にタイヤに問題があるようなら使い続けるわけにはいかないため水ぶくれが治ってから改めて走ったんですが、空気圧を100psiの時点で指先でタイヤを強めに押してみたら若干凹むため、空気圧を最高空気圧である110psiにして乗ってみることにしました。
タイヤを取り付けた当初は空気圧を100psiで押しても凹むようなことはかったんですが、走行したことで何らかの変化があったのでしょうか。
当然の事ながら空気圧を上げたので乗り心地は悪くなったんですが、他のタイヤと同じぐらいの感覚でブレーキが効くぐらいに改善されたので良かったです。
試走をした限りでは値段が安い、転がり抵抗が低い、そこそこグリップもするといった練習用タイヤの要求を満たしていて値段も安いだけにクリリオンやルビノプロ3よりもいいんじゃないかと思っています。
これは個人的な感覚なんですがタイヤの剛性が自分が今まで使ってきたものよりも低いみたいで、ダンシングをしたりそれなりの勾配がある坂道を登ろうとするとタイヤが撓んで力が逃げているのが分かります。
ケイデンス90以上の回すペダリングでサイクリングロードのような平地を主体で乗るのなら最適かもしれませんが、トルクをかけるペダリングや坂道を主体にするような乗り方には不向きじゃないかと思われます。
この辺は値段なりなので適材適所ってヤツかもしれませんが自分は回すペダリングで平地を主体で乗るため、後はメーカーが謳うとおりの耐摩耗性(個人的には5000km以上を期待)とパンクもしづらいようなら今後も使い続けるかもしれません。