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インドア大好き人間が自転車に乗り始めて嵌り、今ではどこに行くにもロードバイク
当然のごとく速く走れるわけがないんですがメンテナンス大好きなので自転車を弄ることを中心に記載しています。

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2012/11/10

フロントディレーラーのインナーワイヤー取り付けと変速調整をする

チェーンリングの交換のついでにロードバイクのプチオーバーホールをしているので今回はフロントディレーラーのインナーワイヤー組み付けと変速調整について記載します。

インナーワイヤーを取り付ける

フロントディレーラーの正しいワイヤーの通り道写真は分かりやすいようにワイヤー固定ボルトと固定板を外したものですが、フロントディレーラーのインナーワイヤーは突起部分にワイヤーを引っかけるようにして固定します。

ワイヤーが入るぐらいの穴が開いているのでワイヤーを通したくなるんですが、ここにワイヤーを通してしまうとまともに変速しなくなるので注意して下さいね(^^;)


インナーワイヤーの正しい通り道の説明したところでフロントディラーにインナーワイヤーを組み付けます。

左のSTIレバーに通したフロントのインナーワイヤーにアウターワイヤーを通します。
次にフレームの左アジャストボルト、BBチューブ下にあるケーブルガイドの順でワイヤーを通し、上の画像を参考にしてフロントディレーラーにワイヤーを通してワイヤーテンションをほとんどかけずに5mm六角レンチで固定します。

ワイヤーを組み付けたらシフトレバーを操作してフロントディレーラーが動作することを確認しましょう。

インナーワイヤーの初期伸びの取り方

インナーワイヤーの初期伸びを取るクランクを回転させながら左STIレバーの大レバーを操作してアウターギアにチェーンをセットします(インナーワイヤーを組み付けただけの状態なのでアウターギアに入らなければ手でセットします)。

チェーンをセットしたら図のようにインナーワイヤーを引っ張ると初期伸びが取れます。
※ワイヤーガイドがリベットで止めてあるフレームはワイヤーガイドを手で押さえながら作業しないと、フレームからワイヤーガイドが外れる危険性があります。


フロントディレーラーのストローク調整をする

インナーワイヤーの初期伸びを取るシマノの取扱説明書ではフロントディレーラー組み付け時にチェーンガイド外側のプレートと大ギアのすき間が1mm〜3mmになるように調整して取り付けという手順から記載されているんですが、FSA製のギアの場合シマノの取扱説明書通りに作業を行うと変速時にチェーン詰まりを起こすのですき間調整は後回しにしてチェーンガイドプレートの調整を先に行います。

フロントディレーラーのチェーンガイド外プレートとアウターギアが水平になっていることを確認してからロー側の調整を行います。

STIレバーを操作して図のようにギアをインナーローにセットしてからチェーンガイド内プレートとチェーンのすき間を0mm〜0.5mmにセットします。

ロー側の調整が終わったらSTIレバーを操作して図のようにギアをアウタートップにセットしてトップ側の調整を行います。

チェーンガイド外プレートとチェーンのすき間を0mm〜0.5mmにセットします。 ※すき間を空けすぎるとアウターギアに変速した際にチェーンが脱落してクランクが傷だらけになるので注意して下さい。


フロントディレーラーの高さ調整をする

先にも記載していますがFSA PRO Road チェーンリング 48Tは取扱説明書通りにチェーンガイド外側のプレートと大ギアのすき間を1mm〜3mmにするとチェーン詰まりを起こすので、すき間を3mm以上にして変速調整を追い込みます。

今回変えた48Tの以前もFSA製の46Tを使っていてすき間を5mmぐらい空ければ変速の調子が良くなると分かっていたので、最初からすき間を4mmにしてから作業を始めました。

インナーワイヤーの初期伸びを取る作業自体はワイヤーを緩めてフロントディレーラーの高さ調整をし、プレートとアウターギアが平行になっているか確認してからフロントディレーラーを固定したらインナーワイヤーを張り直すという地道な作業を何度も行うことになります。

すき間が4mm台の時はアウターギアに変速をした際にチェーン詰まりが起こって変速操作をするのをためらうほどだったんですが、5mmを超えたぐらいからまともになってきて写真のようにすき間を5.5mmにしたらカシャンカシャンと変速が気持ちよく決まり、6mm以上にするとガラガラガラ・・・ガッ・チャンという感じのもたついた変速になるので5.5mmに戻しました。

フロントディレーラーの高さが決まったら5nm〜7nmで固定し、インナーワイヤーは6nm〜7nmで固定します。

トリム調整や微調整も記載すると更新が遅れるだけなので続きは次回に記載します。