2017/2/21
膝をやってしまって安静に過ごしていたら正月太りも加わって体重が増えてしまったため、スポークが多いホイールを組まないとまずいかなと思って色々物色していたらTNIでスターハブっていう面白いハブを取り扱っているのを知りました。
フロントハブはオーソドックスな造りですが、ベアリングの外側にリングをつけることでホイールを組んだ際にスポークの引っぱりの影響を防ぐ構造になっているらしいです。
ホイールを組んだことがある人なら分かると思いますが、新品のハブ単体でハブ軸を回すと若干回転が重い感じなのに、ホイールを組むとスポークでフランジが引っぱられてちょうどいい感じの回転に変わっているので、こういったスポークの引っぱりの影響によるガタつきを受けない構造になっているんでしょうね。
ちなみに重量は76gとなっています。
とっても気になっているのはリアハブです。
シマノも9000系デュラエースで11速になったのはいいんですが、リアハブのフリー側の寸法が1.85mm縮んだことでお猪口量が増してしまったため、従来のリムでホイールを組むと左右のスポークテンションの差が酷いことになってしまうので11速用ホイールはオフセットリムで組むか、スポークを結線するかのどちらかになっていました。
シマノの11速対応の最廉価の完組みホイールであるWH-RS010がオフセットリムを採用しているのはこの辺が理由だと思われます。
その点、スターハブのように超ハイローフランジ構造のハブだとフリー側のスポークが短くなることでお猪口量が減り、左右のスポークテンションが近くなってリムを選ばずにホイールが組めるっていうメリットがあります。
重量も238gでフリーボディもスプロケットの噛みこみ防止のアンチバイトガード(A.B.G)が付いているので安心できそうだし、フロントと同様にリングが付いてベアリングがスポークの引っぱりの影響が出にくい構造になっているので期待が持てそうです。
図面を見てみるとフロントハブは普通ですが、リアハブの作りが特異でフリー側のPCDが90mmもあるっていうのがすごいです。
※シマノのリアハブのPCDは左右とも約45mmです。
ただ、気になるのがフリー側のスポークを通す穴が均等に開いていないため、どういう風にスポーク長を計算すればいいのかなって事ですね(^^;)
とはいえ気になったのでDTのスポーク長計算機でERD575m、穴数を単純に24、組み方を2クロス(4本組み)にしてリアハブのスポーク長を計算してみるとフリー側が267mmで反フリー側が280mmと、スポーク長にもかなりの差が出ているので左右のスポークテンションの是正が期待できそうな感じです。
※シマノのハブだと左右のスポーク長の差は2mm程度で、反フリー側のスポークテンションはフリー側の半分ぐらいになります。
現状は長時間歩くことや自転車に乗る時間を医師から制限されている状態なので32Hか36Hのハブを使って練習用に割り切ったホイールを組む事を検討しているんですが、膝が完治した暁には自分へのご褒美として何か購入するかもしれないので忘れないようにTNIのスターハブはご褒美リストに入れておきます。
まぁ、月1000km自転車に乗れるように戻すのが先なんですけどね・・・(^^;)