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インドア大好き人間が自転車に乗り始めて嵌り、今ではどこに行くにもロードバイク
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2009/6/21

アーレンキーの雑学

趣味として何かをやるようになると雑誌や専門書籍を読んだり、ネットで調べたりして知識を深めていく事が多いと思いますが、どんな趣味でも専門用語や業界用語という物が存在するものです。

自転車業界にもそういった言葉が存在し、その代表格はアーレンキーだと思います。

アーレンキーの由来

一般的には六角レンチやヘックスレンチと呼ばれている工具ですが、自転車業界においてはアーレンキーという聞き慣れない言葉を使っています。

シマノやカンパニョーロの説明書等にもアーレンキーと記載され、自転車雑誌や書籍にも普通に記載されているのですがオートバイや車業界でこういった言葉は使用してないみたいです。
また、工業系の教科書にも記載されていた記憶がなかったので自転車を趣味にするようになって初めて聞いた正に自転車業界だけで通じる業界用語かもしれません。

ちなみにJIS規格でおなじみの日本工業規格では六角レンチのことを六角棒スパナ:Hexagon socket screw keysという名称で規格化しているので、strong>JIS規格の工業製品にはアーレンキーという名称は存在しないと思われます。

PCの言語変換は初期設定で一般的に多用する言葉を中心に変換されるようになっていますが、PCの言語変換においても六角レンチは変換されても、アーレンキーは変換されないので一般的な言葉でないことが分かります。

アーレンキーを調べてみると工具メーカーのAllen Manufacturing Companyの登録商標に由来しているらしいのですが、工具店やホームセンターの店員に<アーレンキー下さい> と言ってもまず通じることはありません(^^;)

何も言わずに出してくれたら工具の知識がよほど豊富なのか、自転車等のアーレンキーという言葉を使用する趣味を持っている人かもしれません。
※六角レンチ下さい、と尋ねても分からない店員がいる店で購入するのは危険すぎますよ(^^;)

困ったことに<俺は自転車を趣味にする以前からアーレンキーを知っていたからお前が無知なだけだ>というようなことを言われたことがあります。

アマゾンで<アーレンキー>で検索すると自転車関連カテゴリーだけだったり、ウィキペディアに於いてもアーレンキーは一般的ではない言葉として明記されているだけに、大多数の人が利用するアマゾンやウィキペディアの方がおかしいのでしょうか・・・?

自転車に詳しい人ばかりが訪問されているわけではないため、サイトにおける表記は一般的な<六角レンチ>に統一して記載しています。

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