2014/9/19
Blktecは台湾の出来たばかりのメーカーなんですが、通常とは異なる取り付け方法のユニークなカーボンドロップハンドルやステムがユーロバイク2014に登場しています。
最近のスポーツ自転車のハンドルはステムのカバーを外してハンドルを取り付けるのが一般的ですが、BlktecのR3ドロップハンドルはこのカバー部分をハンドルと一体化してステムに取り付けるようになっています。
個人的にカーボン一体化ハンドルは完全にフォームが固まっている人で無いと使えないプロ専用アイテムだと思っていたんですが、この取り付け方法なら専用ステムが必要になるとはいえその日の体調によってステム長を変えることができますからね。
ただ、これだとハンドルを煽ったりできないんじゃないかと思うかもしれませんが、ボルトの締め具合で6°の微調整ができるっていうのも考えられて造られています。
カーボンハンドルらしく空力を考慮して裏側はケーブルを通すための穴が開いているのもお約束ですね。
M1という名称のステムはハンドルバーを上下にはさむクラムシェル構造で、ケーブル類をステムに通せるようになっています。
フォークコラム部分の取り付けも空力を意識してか前面からボルトが見えづらいようになっていますね。
カーボンハンドルやステム以外にホイールやシートポストなんかも作っているみたいです。
ホイールはカーボンチューブラーとカーボンクリンチャーがラインナップされていて、C1というトップモデルのホイールは幅25mm、高さ45mmのリムを使うホイールで重量が1200g。
ディスクブレーキ対応のC4、55mmのリムを使うC5、88mmのリムを使うC8という感じでラインナップされています。
ハブはDTスイスの240を使っていてフロントが20本、リアが24本という比較的オーソドックスな組み方になっています。
日本で今後取り扱われるか分かりませんが、面白そうな製品を出すメーカーみたいなので気になりますね。