2014/5/14
ジロ・デ・イタリアに出場しているユーロップカーのコルナゴ C60に見慣れないカンパニョーロのコンポが搭載されているみたいで、4アームクランクの試作品等を試しているみたいですね。
ユーロップカーのコルナゴ C60に搭載しているだけに試作品だとしとしてもスーパーレコードグレードだと思われますが、今までのカンパニョーロのデザインとはちょっと異なっています。
シマノの9000系デュラエースで先達をつけた4アームクランクですが、他のメーカーが追随してこなかっただけにシマノだけで終わるのかと思っていたんですがカンパニョーロも開発をしていたみたいですね。
4アームクランクは5アームと同じだけの合成を確保できればアームがひとつ少なくなるので軽量化ができるって考えるのは自分みたいな素人にも分かるし、見た目もガラッと変わるので新製品としてアピールもしやすいですからね。
若干写真が分かりづらいんですが、見た感じではクランクアームが4本でシマノと比べるとX時に近いような感じですね。
従来のようにチェーンリングに穴を空けずにシマノと同じようなデザインになって嫌悪感を覚える方もいるかもしれませんが、こうすることで裏面に変速加工用の切削が大規模でできるっていう利点があります。
レース機材だけにデザイン性を重視するよりも、性能を重視すると必然的にチェーンリングは加工がより多くできるデザインせざるを得ないんでしょうね。
フロントディレーラーも従来のものと比べるとまるっきり変わったというより、アーム部分に若干肉抜きをしているのが確認できますがシマノのフロントディレーラーの形状に非常に近くなりましたね。
まだ表立ってロゴすら入っていない試作品だけにいつ頃登場するか全く予想ができませんが、カンパニョーロの代表も"more new stuff would be coming later this year(より新しいものが今年後半ぐらいに来ている)"と意味深なコメントをしているだけに早い段階で店頭に並ぶかもしれませんね。
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