2017/6/8
シマノから新型アルテグラR8000の発表にあわせて、現行の5800系105のマイナーチェンジの発表もありました。
シマノの従来のマイナーチェンジだと一部を変更する程度が多かったんですが、今回のマイナーチェンジでは上位モデルのデュラエース(FD-R9100)や、アルテグラ(FD-R8000)と同様のフロントディレーラーの形状に変わっています。
マイナーチェンジされたフロントディレーラーの型番はFD-5800からFD-5801に変更され、上位モデルのフロントディレーラー同様にケーブルアジャスト機能がフロントディレーラーに搭載されたことでアウターワイヤー途中に必要だったワイヤーアジャスターが不要になっています。
従来型のFD-5800ではフレームのワイヤールートによって専用工具TL-FD68等を使用してワイヤーの固定ルートを選択する必要があって面倒だったんですが、新型のFD-5801ではワイヤールートが固定されて煩わしさがなくなり、幅が太いタイヤを使用したときでもタイヤとディレーラーの間に十分なクリアランスが確保されています。
他にも本体内部機構にトグル機構が採用され、てこの原理を応用したリンク機構で従来と同じ入力で動作完了に近づくにつれて出力がアップするので機械式のSTIレバーだと動作フィーリングが軽く感じられるようです。
新型のFD-5801の互換性ですが、現行の105のクランクであるFC-5800に対応するだけでなく、9000系デュラエースのFC-9000、6800系アルテグラのFC-6800にも対応し、更に現行の9100系デュラエースのFC-9100、新型アルテグラのFC-8000にも対応しています。
これまでの5800系105を使用しているユーザーにとって4000円程度でフロントの変速性能をアップできるんですが、それならこのまま105は新型が出なくてもいいんじゃないのっていう気もしますね(^^;)
FD-5801の価格
カラーは従来どおりシルバーとブラックが用意されています。