2014/8/30
ユーロバイクのデ・ローザブースに展示されているロードバイクの写真にFSAのロゴが付いたブレーキが付いているんですが、よく見かけるサイドプルタイプではなく外観の形状からいってどうもデルタブレーキっぽいんですよね。
最新のブレーキというとダイレクトマウント方式なのかなって思ってしまいますが、ブレーキの取り付けは従来どおりみたいです。
写真を見て分かるようにワイヤーがブレーキの中央から挿入されているため、サイドプルブレーキ方式ではなくセンタープル方式だと思われます。
ブレーキ全体の形状とセンタープル方式から往年のデルタブレーキのように見えるんですが、デルタブレーキだと過去のイメージが良くないだけに別の名前になりそうな気がしますが・・・(^^;)
外観の写真だけなので判断できませんが、過去に製造されていたカンパニョーロのデルタブレーキの写真と比べてみると形状がよく似ているのが分かると思います。
デルタブレーキはブレーキ本体がフレームに隠れるので空力的に有利なので往年のカンパニョーロやシマノも製造していたんですが、引きが重い、ブレーキの効きが悪い、ワイヤーの取り回しがしづらいという問題があったみたいで廃れてしまったんですよね・・・。
特にセンタープル方式はワイヤーを中心まで伸ばす必要性があるため、小さいフレームのリアにデルタブレーキを取り付けるためにワイヤーをある程度伸ばす必要があってワイヤーの取り回しに問題があったらしいですね。
ただ、こういったワイヤーの取り回しの問題は過去のことであって、現在の空力を意識したフレームの多くはチェーンステーの下にブレーキを取り付けるため、エアロフレームに取り付けるのであれば昔みたいにワイヤーの取り回しを気にしなくて済みそうです。
更にチェーンステーの下にブレーキを取り付ける場合、サイドプル方式よりもセンタープル方式の方が若干ワイヤーの取り回しでは有利ですからね。