2014/7/10
多くの自転車メーカーがロードバイクにディスクブレーキを搭載するために今までマウンテンバイク用のディスクブレーキマウント規格を使っていたんですが、シマノからフラットマウントと呼ばれるロードバイク用ディスクブレーキの新しい取り付け規格が発表されました。
コンポは取り付ける部分のサイズさえ変えなければフレームメーカーのことを気にすることなく大胆にフルモデルチェンジをする事が出来ますが、今回の規格のようにディスクブレーキの取り付けマウントとなるとフレームメーカーを巻き込んで行う事になるので普及させるにはそれなりにメリットが必要になるでしょうね。
新しい規格を本気で普及させたいのであれば従来のマウンテンバイク用マウントとの互換性は最低限維持しておくべきでしょうね。
現行のロードバイクフレームにでディスクブレーキを取り付けるといかにも後付けしましたっていう感じになるため、新しい規格はフレームに取り付けた際に違和感無く見えるのはすごくいいと思います。
ただ、フレームにきれいに取り付けられるからといって取り付けが難しかったり、取り付け後の調整が面倒だと敬遠されるのでこの辺も考慮されていれば普及するんじゃないかと思います。
BBやヘッドセットの規格のように独自規格が乱立すると迷惑をこうむるのは使用するユーザーなので、こういった黎明期にフレームメーカーとコンポメーカーでキッチリと規格を煮詰めて後に乱立しないようにしてもらいたいのですが、シマノはマウンテンバイクのブレーキディスクの取り付け規格でセンターロックを提唱しても他社が追随しなかったという例があるだけに、普及させる鍵はユーザー側の利便性だけでなく製造加工が行いやすいといったメリットもあれば賛同するフレームメーカーが現れるはすですけどね。