2013/12/10
先日REDの油圧ディスブレーキのリコールをしたスラムですが、今度はWiFLiリアディレーラーをリコールすることになったんですが、スラムのサイトに説明が一切無く、米国消費者製品安全委員会(CPSC)へ2013/12/04付けで正式にリコール案内が出ています。
Consumers should immediately stop using bicycles with the recalled SRAM RED derailleurs and return the bicycles to the place of purchase or any SRAM dealer for a free replacement, including installation.
Consumers who bought the derailleurs as a stand-alone product can take them to the place of purchase for a free replacement or, for those who can make the equipment change themselves, contact SRAM for instructions on how to return the recalled product for the free replacement.
リンク先のページにはどういう内容でリコールになったか記載されてないので調べてみたんですが、ディレーラーケージが動かなくなって破損する事象が43件発生しているからだそうです。
リアディレーラーだけが破損するだけならまだしも、一般的に考えてディレーラーケージが動かなくなって破損すればリアディレーラーを巻き込んでフレームやホイールも併せて破損する深刻な事故になっているじゃないかってすぐに考えつくだけに使用を止めるべきでしょうね。
該当する製造番号は 31T2000000 〜 11T39999999で、2012/09〜2013/03に製造された1700個となっています。
スラムはディレーラーの使用をすぐに止めて自転車店に自転車を持っていくように進めていて、パーツとして該当するリアディレーラーを購入した場合、自転車から取り外して自転車店へ持っていくかSRAMへ連絡するようにとなっています。
ただ、今回のリコールはアメリカ合衆国では届けを出しているんですが日本で実施されるかは分かっていないため、該当品を使用しているようなら購入した自転車店に相談した方がいいですね。
日本の自転車業界は価格の値上げには敏感に反応しても、リコール対応といった面倒事は鈍重ですから・・・。
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米国消費者製品安全委員会のリンクページ(英語)