2012/10/19
チェーンリングの交換のついでにロードバイクのプチオーバーホールをしているため、今回はホローテック2クランクの取り付けと注意点について記載します。
前回のチェーンリングを48Tに交換するでクランクの掃除とチェーンリングを48T-38Tに交換が完了したので、今回はクランクの取り付けを記載します。
チェーンリングが付いている右クランクのクランク軸に薄くグリスを塗ってからBBにクランクを挿入します。
クロモリ軸のホローテックIIクランクはBBに挿入する際に抵抗があるため、自分はプラスチックハンマー等で軽く叩いて挿入しています。 ※TOKEN製BBを使用している場合クランクシャフトを挿入する際に左BBのプラスチックキャップが外れることがあるため、プラスチックキャップを指で押さえながら右クランクを嵌めることで回避できます。
左クランクを嵌めたら外れ止めプレート(青○部分)が出ていることを確認して、クランク取付ボルトをTL-FC16で締めます。
指定締め付けトルクが0.7Nm〜1.5Nmなので指先でちょっと強めに締めるだけなので緩んでこないか心配になりますが、次に締める左クランク締付けボルトがかなりきつく締めるので取り付け順さえ間違わなければクランク取付ボルトが緩んでくることはありません。
※クランク取付ボルトをきつく締めるとクランクの回転が渋くなるので締め加減に気を付けてください。
クランク取付けボルを締めたら外れ止めプレートを指で押し込んで、下の写真のように確実にセットされていることを確認します。
最後に左クランク締付けボルトを締めますが、指定締め付けトルクが12Nm〜15Nmと大きなトルクになっているので、片方のボルトだけ指定トルクで締めて次のボルトを締めるのではなく、両方のボルトを交互に徐々に締めて最後に本締めを行いましょう。
※左クランク締付けボルトは一気に締め付けを行うとネジの頭を潰したり、六角レンチが外れなくなることがあります。
実際に六角レンチがボルトから外れなくなったことがあり、何とか六角レンチを外してみるとそのボルトの頭は変形して購入早々にボルトを交換した経験があります・・・。