2009/7/23
自転車に乗っていて道を尋ねられた時や、メール等の文書で道案内をする時に相手に+字に交差する道はほとんどの人が交差点か十字路っていいますよね?
では、Y字型の曲がり角ではどうでしょう。
見た目通りY字路という言い方をすることがありますね。
同じようにT字の曲がり角ならT字路という言い方でしょうか。
では、これを踏まえて文字を並べてみましょう。
この並びを見てどこか違和感を感じませんか?
Y字路とT字路とあるのに交差点では文字の整合性が取れないので十字路の方が適切に思えます。
※法令上では交叉点が正式な言葉で交差点は代用語です。
今度は交差点を十字路に変えて文字を並べてみましょう。
こうすると最後が<字路>となっているので整合性が取れているように見えるんですが、これも間違いです。
Y字路とT字路は最初が英語なのに、十字路って書き方はおかしいですよね。
整合性を保つのであれば十字路ではなく+字路(ぷらすじろ)という記載方法が適切かもしれませんがちょっと聞き慣れない言葉です。
何を記載したいかというと、Y字路とT字路は日本語として間違っているんです。
T字路ではなく正確には丁字路(ていじろ)といい、同様にY字路は三叉路(さんさろ)といいます。
日本では英語を使う以前から曲がり角を表すこういった言葉が存在し、英語を一般的に使うようになってから聞き慣れない言葉ではなく、聞き慣れた間違った言い方に変わってきたのかもしれません。
※法令上では三叉路という言葉は使わず、全て丁字路を使用します。
そこで改めて並べてみると以下のようになります。
これなら全て漢字で最後が路で終わるので言葉として整合性も取れ、文体として揺らぎも発生していません。
※十字路より四叉路という言葉の方が適切かもしれませんが、四叉路は鋭角な曲がり角が存在する時に使用するらしいので、一般的には十字路と呼ばれるみたいです。