2009/6/1
組立て作業に入る前にフレームにフロントフォーク、ヘッド、前後ホイールの仮組を行ってみて、フレームと各パーツのすりあわせや各パーツの正しい位置を確認しておきます。
自転車店でこういった事前作業をしているか分かりませんが、プラモデルを小学校に入る前から作っているクセで組立てを行う物には必ず仮組を行って、注意すべき点や問題点を事前に確認して組立てをするようにしています。
仮組のおかげでリアホイールが入りづらいことやヘッドの密閉性が悪いことを事前に確認出来た例もあり、ホイールは力を入れれば装着出来たんですが、今度はホイールが外れなくなって血の気が引きました・・・(^^;)
解決策として左右のリアエンドをリューターで磨いてホイールの着脱を容易にし、ヘッドの密閉性の悪さは晴れの日だけ乗っていれば特に問題無さそうだったんですが、通勤にも使用する予定だったため、防水性を高めるためにヘッドの上下ワンとヘッドキャップをフェイシングして表面を整えることで解決し、更にコラムスペーサーとステムもフェイシングをして、グリスを塗って防水性を高めました。
仮組は各作業毎に行って様子を見てから本組行うことで、パーツの向きや位置の確認をすることで間違わずに組立てが出来るので、時間を競っているわけではなく趣味でやっていることなのでゆっくりと確実に組み立てるのが重要だと思っています。
フレームにフロントディレーラーを直付けで取り付けるフレームの場合、50Tより小さいアウターギアを使うときは注意が必要です。
コンパクトドライブが増えてきた最近のフレームだと50Tまでは問題ないらしいのですが、コンパクトドライブが存在しない頃に生産されたフレームの場合、フレームに付いている直付け台座にフロントディレーラーを取り付けてもうまく合わせられない場合があります。
うまく合わなくても直付け台座をヤスリで削って対処できればいいのですが、中には台座に削りしろが無くて対処できないフレームもあるようです。
こういう場合は諦めてノーマルクランクで組立てるしかないため、ネットオークション等で古いクロモリフレームを購入するときは直付け台座なのか確認しておいた方がいいかもしれませんね。